日本政府の欺瞞?!政策?!

いま不快さ頂点間際の中でブログを書き始めた。僅か2日前の23日に自衛隊機をアフガンへ派遣すると、唐突に決めた日本政府。もう今夜にはアフガンからの第一便がパキスタンへ戻って来るのかもしれない。アフガニスターン・イスラーム首長国は昨日の記者会見で「現地の日本人などを退避させるについては問題ないとの認識。ただし米軍の撤退期限と同じく8月末までに」と念を押していた。それはそれで良い。
問題はJICA等など日本政府関連で働いていたアフガン人に対する、日本政府が発出した「アフガン人退避オペレーション」なるものの内容だ。きょうの夕方オバハンは、知り合いのアフガン人医師(日本でJICAの研修済み)のために「規定」を見た。僅か2日前に自衛隊派遣を決めたとは想えない「迅速」な政府の対応とも言えるが、まず最初に「現時点で殆どの座席が埋まり、数が限られている」と断りがあり、これには驚いた!
「日本への避難を希望する人は、日本での滞在を保証する身元保証人が居る人。保証人は退避者の住居、生活費等を全面的に負担できる方。パキスタンへの退避者は自力でパキスタンのビザ取得、かつ空港まではリスク覚悟で自力で到着せよ等々が明記。2日前に自衛隊機派遣を決定、さらには退避者に対する退避条件の発出、僅か2日ー3日でこの条件を満たす書類の作成、そんなアフガン人がいったい何人居るというのか。希望者は諸々詳細をリストにして提出、後テレビ電話などで面接。本オペレーションは今月末のアメリカ関係者云々と続き、最後に今回の退避について、難民として認定するものではない等の注意書きがある。テレビ電話!?ネット回線なども充分ではない中でテレビ電話・・息子に言わせると「搭乗者は内々で早々とセレクトされ済みや、不思議でもなんでもないがな。政府のやることやで、アンタ、いまさら何を騒いでいるンや」と!
イスラマバードとカブール間は約1時間ばかりのフライトだ。輸送機に搭乗出来るのは97人とか書いてあったなぁ・・と想いながら、2機で8月末までに毎日アフガンとパキスタンを往復したとして・・など等を考えながら、日本政府はいったい何人を退避させるつもりでいたのか、既に満席に近いとはどういうことよ??1日1回2機×5日間のフライト、約1000人の退避、既に座席が埋まっているならば、どういう人たち「条件に合致して」退避出来るのかと不思議でならない。
アメリカ様に言われ、リスクがあるのも承知でのパフォーマンスだけ、人道的立場なんておためごかしもないのかと。