日本の自衛隊をアフガンへ派遣

今朝、韓国の中央日報の記事、「アフガンの政府軍は小学校3年生水準」という見出しが目に付いた。「米国はこの20年間に2兆330億ドルをアフガンに投じたが、政府も軍も立て直すことは出来ず水泡に帰した。新兵の95%は小学生3年生より資質不足、基礎的な制式訓練や遊撃体操すらもまともに出来ず、足並みを揃えて行進するのも難しい水準だ」と。信じ難いかもしれないが、アフガンの政府軍は本当に記事の通りだし、頷くことばかりだ。実際に訓練を見たら失笑どころか、金を出して訓練させているアメリカが気の毒でならない気持ちになる。この記事は比較的長いが良く書けている。また、元外交官の河東さんという方の「タリバンアフガニスタン」の今後を読み解くという記事も長いが、充分な説得力があった。
欧米はアフガンを育てたくないらしい・・中国やロシアが後押しをして成長させれば、欧米にとっての「儲け」が少なくなると言うのかな・・何にせよ、大国同士の力関係と言うのは難しいというか、複雑でとかく「自国の儲け」しか考えないようだな。もっともそれで国民が潤うのならばヨシとすべきとも思えるが、ごく一握りの人にしか「儲け」が行かないことに問題があるのだな。

1週間ほど前に米大統領バイデンが、日本の自衛隊をアフガンへ派遣して欲しいと要請していた。それで、どんな答えが出るのかとズッと気にかけていたら、きょう夕方のニュースに「残る邦人と現地スタッフの国外退避に向け、自衛隊機を派遣する方針を決めた」と。まずは派遣に向けた「情報収集」のために今夜、先遣隊が現地へと。昔、オバハン宅の護衛に雇っていたアフガンの戦闘員たち。中には大学出や、中高をフランス系の学校で学んだアフガン国内ではエリートたちも居たのだが・・UNの意味も分らず、UNでも何でも車輌を見かけたら撃っていたと言うではないの。その程度の人間がわんさと居るアフガン、弾が何処から飛んでくるのか分らないアフガン、自衛隊に入った時から「覚悟」がある人は少なかろう・・無事故で任務が全う出来ますように!