パキスタン独立宣言の記念日

日中気温は30度近くになり、枇杷の実も黄色く色づき初夏たけなわと言った日々が、このところ続いていた。にもかかわらず2日前から本降りの上、夜中には雹まじりの雷雨。きょうは風も強くて肌寒い。一気に外気温が15度も下がると身体への負担を感じ、後期高齢者であることを実感する。が、雨風のせいで屋上や庭へ出ることも無く、本を片手にベッドで終日ノンビリ、こういう日もなかなか良いものだわ。

本来ならば、きょう3月23日は英印からの「独立を宣言した記念日」。毎年、早朝6時から祝砲が続けさまに鳴り響き、次いで様々な戦闘機の空気を切り裂く爆音と見事な編隊飛行。軍用機やヘリコプターのノロノロ飛行、今年初めて眼にするのは機体の上部に大きなレーダーらしきものを設置した航空機など等の編隊飛行。そして、ようやく鼓笛隊など等と賑やかな式典となる筈が、荒天のために延期とか。オバハンがパキスタンへ来て40年以上、延期などとは初めての出来事。そもそも3月23日に雨だった記憶は皆無だ。首相のイムラーン・カーン夫妻がコロナ陽性で式典に出られないことも理由の一つなのかしら・・

さて、コロナ・ワクチン。調達のための資金がない政府は、民間部門にワクチンの調達を許可している。中国製、ロシア製、イギリスのアストラゼネカも共に似たような金額で、2回の接種で日本円にして5000円くらいか。もっとも何時も書くように5000円は一般パキスタン人の日当10~14日分にも相当するから、接種の出来る人々は限られて来る。コロナワクチンの接種は世界140ヶ国以上で始まり、接種者人数も克明に書かれてある。それらから見ると日本でのワクチン接種は相当、出遅れているようだ。このところの日本政府は動きが悪いな・・