市内の厳戒態勢が強まった!

2007年07月07日の便りより
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昨日は大統領機への攻撃テロがあり、市内では厳戒態勢が更に強まって、広がった。
ただ、広いイスラマバード、G6地区、G7地区の一部以外は普段と変わりなく日常生活が営まれている。

当地の報道でも、「まだ1,000人が、マスジッド(モスク)に立て篭もっている」と流しており、当地の最大野党でイスラム原理主義政党の連合体(MMA)の議員らがマスジッドを訪問、マスジッドの外から説得に努め、「女学生と子どもを解放せよ!」と拡声機で要求したと伝えられている。説得チームの中にはブルカでしっかり顔を覆った女性の姿もあり、立て篭もっている中へ直接交渉に出向くというから、その勇気と善意には驚嘆する。

当地の報道、日本の民放、新聞各社も同じように「中には1,000人立て篭もり」と報道しているが、オバハンには、それはあり得ないと思える…。仮に1,000人も立て篭もっているのなら、水は2トン、食料は最低でも3トンは要る。マスジッドは4日から電気も水道も止められ、今朝からはガスが停められた(オバハンの家でもガスが停まった)。 もっとも立て篭もり側には都合よく、昨日、今朝と「神の御恵みの通り雨」。

常日頃、パキスタンへ登山に来る遠征隊やトレッキング隊の食料計算や、地震被災者などへの食料計算をし、その手配をしているオバハンには、1,000人の立て篭もりは絶対にあり得ないと思えるのだが。対して、マスジッド側は立てこもり人数を2,000人と言っているらしいが、それは攻撃されたくないための、水増し人数に思える…。

昨夜も双方の銃撃戦は止まず。今までにない曳光の爆弾もあり、死者6名と伝えられる。
今のオバハンの一番の懸念は、ラール・マスジッドに立て篭もるメンバーの「いたちの最後っ屁」自爆。