抗議集会 パロディか…

抗議の大行進(集会)初日、14日朝から夕方までは純粋に集まった人で、国会前(大統領官邸前)大通りは抗議の先頭集団から約5.5km地点までイッパイだった。しかし3日目からは参加者が徐々に減り続け(夜の野外は骨まで凍みる寒さ) 2時間の降雨で集会参加の列は800m、カドリ師の神学校から集まった1万人くらいになってしまった。 が、一人の逮捕者もなく死者もなく終わって心から安堵した。

超腐敗政権打倒の抗議集会4日目、政府からの回答(政府首脳との協議)は3回目のデッドラインを1時間過ぎた午後4時から始まった。協議が始まるころには雨避けのシートや傘がキチンとたたまれ、整然と協議を見入る若い参加者たちには何度目かの感動を覚えた。カドリ師の薫育の賜物なのであろう。

誰がカドリ師の梯子を外したのかはしらない。もしかしたら軍なのか、野党連合党首の誰かなのか… 
政府がカドリ師の要求を一部飲んで、議会の早期解散(総選挙を早める)等に合意し、カドリ氏は「勝利」を宣言したが… 「現政権の即刻退陣」は合意に盛り込まれなかった。  
なんだかなぁ… 疑問の残る結末だわ。いったいどんな取引があったことか…

また。過日は最高裁汚職首相の逮捕を命じたが… 『汚職問題を捜査する政府機関、国家説明責任局の長官が17日、最高裁法廷に出廷し、逮捕に踏み切る証拠が集まっていないと逮捕を拒否する姿勢を示した』って。
そんなの、ありなのぉ???って感じ。 おまけに… 集会の間は殆どなかった停電が、今朝から再び定刻通りに始まった。国民を愚弄しているとしか思えない。

カドリ師の「勝利宣言」に学生たちは整然と今朝未明までに首都から退去。何時ものように物見高いオバハンは朝早くから大統領官邸前の道路へ偵察。 集会場となった道路4kmは首都開発公社清掃局とカドリ師の手配した人たちであろうか、清掃と後片付けに追われていた。(充分な人数とは言えないが)後片付けの人まで置いて行った主催者側は立派だと思う、通常パキスタン人は後片付けや掃除等を自分たちではしないから。