大行進が首都に入った

抗議の大行進、主催者側は報道を望んでいるだろうに、TVでの報映時間は少ない。やや古い映像を使いまわしているだけだが、若い女性たちがTVのインタヴューに答えてハキハキ物を言うのに圧倒される。教育を受けた女性が増え自己主張を持つようになったのか…
古い使いまわしの映像前でコメンテーターや識者、アナウンサーが延々と話しているだけの一日だったから、きょうは報道規制がかかっているのではないかと想ってしまった。たぶん、そうなんだろう… 

しかし大行進は首都を目指して着実に進んでいる。幹線道路の沿道は中央分離帯にまで黒山の人々、押し合いへし合いしながら大行進の車に国旗や手を振り、「がんばれよ~~」とでも言っているのか歓声を上げている。この2年ばかりは電気もガスも水もない生活を強いられて来た人々。自分たちの代わりに首都へ行く参加者へのエールであろうか。
大きな道路にまではみ出した人々の間をバスやトラックが一列縦隊でゆっくりと通り抜ける。バスの屋根に取り付けられた荷台(キャリアー)の上に総立ちの参加者が国旗を大きく振り回す。

そして大行進の人々とは別にラワルピンディやイスラマバード近郊から、首都一番の大きな公園に集まった人々が10万人と。大統領官邸や国会議事堂を正面に首都中央道に座り込みを始める女性や子供たち。
どうぞ今夜は雨が降りませんように…  
そして何事(無差別テロ等)も起こらず静かな抗議であって欲しいと念じている。