パキスタン政府(議会解散の要求に)回答なし

晴れた。朝靄が立ち込め8時頃までは薄暗かったが、有り難いことに雨は降らなかった、本当に良かった。テントがあってもきっと昨夜も寒かったことと想う。

朝8時、不気味なカンカンカンカンと短射音が響いた… 気になって何度も音の方向(距離としては1㎞くらいか)へ耳を傾けていたが… TV中継によれ抗議の参加者と警官隊による小競り合いに対して、威嚇の連射と催涙弾とか。 それ以外は12時を過ぎても驚くほど統制が取れている。見事なものだ。
報道では数万人の参加者と言うが、中には乳飲み子をかかえている母親も見られる。大統領官邸前からブルーエリアと呼ばれる商業地区の終点までに参加者が詰めかけているから、数万人規模よりうんと多いのは間違いがない。

ただ主導者のカドリ師は8年前に国会議員をいきなり辞めてカナダへ移住、去年パキスタンへ帰って来たばかり(現在パキスタン国籍ではない)と。 かつ抗議行進の垂れ幕(横断幕)にはカドリ師と前大統領ムシャラフの写真が掲げられているとあっては… カドリ師がどこからのバックアップを受け、この抗議大行進を組織したか?ということが今後、取沙汰されることだろう。15日12時現在、政府からの回答はなく少し長期化するのだろうか。昼間は暖かくとも夜は冷える、体調を壊す人も出ることだろう。

カドリ師のスピーチは、大統領官邸を正面に見るのサウジタワー(官邸から6㎞くらい手前か?)が予定されていると昨日は伝えられていたが、大統領官邸500m手前までの大通りで車輌線を確保している。CNNの報道では推定2万人が集まったと言い、内相は上空ヘリコプターから見て「目標人数100万人に達していないから、集会は失敗だ」と報道しているが、沿道の人々の熱狂ぶりをみればカドリ師が支持されているのは、今のところ間違いない。