首都は厳重警戒中

北方地域の住民には賛否両論いろいろだが、とにかく北方地域が正式にパキスタン領土となるのは、第三者のオバハンにはメデタイような気がする。  北方地域の人間がパキスタン議会に席を占めることが出来、住民の声を反映出来るようになるかもしれない。パキスタンのパスポートを保持しているものの、今まではパキスタン人として認められていなかった北方地域の人間がパキスタン人になれる。

ギルギットでは選挙戦もあって治安が落ち着かず、「支援活動はまたの日に…」というわけで予定を早めてイスラマバードへ帰って来た。が、イスラマバードでも金曜日の朝に「数日以内に自動車爆弾が2つあるとの未確認情報だが」と、注釈付きの注意報が出た。

従来から爆弾テロは週末に多いというデーターで、緊張しながら家に篭もっていたが、何事もなく金土日は過ぎた。きょうは週明け、やや気を緩めかけていたら昼にWFPの事務所が爆破され5人死亡6人負傷とのニュース…。WFPはアフガンの多国籍軍なみの高塀を築いて厳重警備をしていたが、警備兵に化けた武装勢力を事務所内に入れてしまったという。
アフガン駐留の多国籍軍並みの高塀は…まるで、「国連関係事務所、ここにあり!!」と目立つ上、武装勢力側の攻撃意欲をそそるような気がしてならない。国連機関は当分、閉まることになるのだろうか?