金曜礼拝

暴動があった中国ウイグル自治区の中心都市ウルムチでは、金曜礼拝の本日、主要なモスク5ヶ所が閉鎖されたとの報道。モスク関係者と字幕にあった人が、「我々の安全確保のために、政府当局が配慮してくれた」など、中国政府にエラ~~ク阿る発言をしていた…

イスラーム教徒にとって金曜礼拝は特別だ。某紙などはウィグル族にとって「重要な習慣」と表現をしていたが、礼拝は単なる習慣にはあらず、イスラーム教徒としての義務だわ! もっとも礼拝はモスクに限らず何処ででも出来るが。 ただし強権によってモスクを閉鎖されれば大問題に発展するから、当地では追悼集会と重なる金曜礼拝にパ政府としても配慮をしたようだ! まぁ、中国政府の人権無視ぶりは、今に始まったことではない。

緊張していた赤色のモスク2周年追悼式は7月7日から予定されていたが、きょうまで道路も封鎖されずに静かだったことを思えば、それらは当局によって阻止されていたのであろうか? しかし、さすがにきょうは金曜礼拝日なので、昼近くから風に乗ってアザーンや祈りの声が高く低く、延々と流れている。モスクの周辺には日除けのテントが幾張りも張られ、多くの人々が暑さにもめげず祈りながら殺された人々を涙と共に偲んでいるのであろう。あるいは政府への報復を自分に誓っているのかもしれない。

本日はモスクの半径1km半は通行禁止。重い装備を身にまとい治安維持に務めている軍関係者や警察官たちは、本当にご苦労様だと思う。おかげでオバハンたちは安心して眠れます。