NGOへの助成金

少し用事があって日本に5日ばかり滞在していた。毎年のように日本へは行くが、仕事や支援活動の暇な冬にしか行ったことがなかったから、夏の日本は30年ぶりか。 それにしても… 日本の梅雨時ってあんなに蒸し暑かったのか~~と、改めて驚いている。 パキスタンの暑さは(モンスーン時の1ヶ月ばかりを除けば)グァ~ンと圧倒的な熱波が押せ押せで来るが、男性的でカラリとした暑さだわ。45℃になっても室内に逃げ込めば、どうってことのない暑さだし。早い話が、暑くても寒くても、パキスタンなら「許せる~~」と身びいきなだけか。

日本滞在の最終日、「7月22日に、ボディショップ助成金贈呈式があります」との連絡が事務局へあった。 母子センターの活動費にと、生まれて初めての応募。春に友人から「助成金応募」の紹介をされたものの、グズグズしていて結局は締め切りの2~3日前の駆け込み応募だったが、有難いことに審査を通ったようだ。

世界は100年に一度の大不況と言われ、オバハンが支援活動をしているギルギットの母子センターへの寄付は、この先、厳しかろうと思うので…今年からは機会があれば積極的に助成金の申請もしてみようと、アタマを切り替えつつある。

とにかく、活動資金さえあればやりたいことはいっぱいあるのだ。子どもたちをタリバーンにしないための「普通教育」。 日本と違って5年間の義務教育期間中でも、当地では毎年の進級試験に合格しなければ落第で、そのまま学校へ行かなくなるケースが大半だ。最大のネックが算数で、掛け算・割り算、分数で落ちこぼれる。当地に公文式はないが、算数には非常に有効だと思うので似たようなシステムで子どもたちの算数力の向上に努めたいなぁ~
今月から近郊の村々で繰り広げて行く予定の縫製・識字教室に、算数教室もくっ付けるのが有効か…