首都閑散

人々のザワめきや車の騒音が少ないせいか、金曜日、礼拝への呼びかけ声が何時もより良く聞こえる。ラワルピンディなど下町から首都へ通って来る人々も、交通手段が少ない上、大通りのアチコチで抗議行動が激しく、焼き討ちもあって道路が閉鎖になっているらしく、通勤者が首都へ入れないのか町は閑散としている。
午後からはサーバーもコントロールを受けているのか、ネットにも繋がらなかったが、ようやく今、繋がった。
政府は反政府行動の民衆をコントロールしているつもりだろうが… 通信手段を奪ったり、強権でもってコントロールをしようとすれば国民の反発を招くだけだと、どうして分からないのか? ムシャラフ大統領も、いまの政権も、そして過去多くの政権が強権でもって国民をコントロールしようとしては失敗しているにもかかわらず、どうして政権に腰を落ち着けると周囲が見えなくなるのか?

しかし事情通によれば、政府(裁判所)の判決は間違いではないという。もう7~8年も前になるが、ムシャラフ大統領からシャリフ元首相兄弟が国外追放を受けた折に、向こう10年間はパキスタンへ戻れない。また公職にもつけない(選挙に出馬する資格もない)と言うことで海外へ出たから、今回の判決は違法ではないと。そういえば、確かにそんな話があったような記憶もある。


マリオット・ホテルでの火災、TVでは早々と9人が負傷と報道されていたが、警察発表では5人だ。死者はなかった模様、何よりだ。 出火原因については不明とされているが、改修作業が行われていた2階が火元だったと。何時もながら当局による正しい情報が流されることはない。1階正面右の結婚式場(厨房)あたりが最も燃えていたように思うが、何時の間にか火元は2階に変更だ…。
オーナーが保険金を狙ったという人、○○がオーナーを蹴り出すための嫌がらせだと言う人、なかなか姦しい。