オサマ・ビン・ラディン K2に潜伏???

あっほらし~~~たまらん…
当地の新聞1面、一番目立つ最上段右角で(2段扱いではあるが)オサマ・ビン・ラディンの写真入り記事。ドバイ発、アラビア語のTV放送によると、逃走中のオサマ・ビン・ラディンは新たな攻撃を計画中と。
まぁ、ここまでは何時ものことで、「またぁ~…いい加減なことを…。でも一応は注意すべき事柄!」と、言って済ませられるのだが。

今回はよりによって、パキスタンの北方部族地域(それ、どこのこと?と言いたいような地域名)のK2にオサマ・ビン・ラディンが潜んでいるだと。あっほらし~、ありえん。
なのに、この記事を受け、アメリカ・ミリタリーなどの要請で、今後のオペレーション方策を考えるためにパキスタンの観光省では本日、今から会議だというから、たまらぁ~ん…。
パキスタンには今月からボツボツ登山隊が入り初めている。治安悪化の評判に、登山隊数は例年の半分しかないが、それで生活をしている北方地域の人は多い。あり得ない話をでっち上げ混乱させるのは止めて欲しい。

オサマ・ビン・ラディンアルカイダはアチコチへ出没させず、せいぜい北西辺境州かアフガンだけに潜ませておいて欲しい(現地の人にはご迷惑だと思いますが…)。北方地域、K2付近を知っている者なら、アメリカの言い草はお笑いにもならない。根も葉もない話、恐怖を煽るだけの話は、もう充分だ!

アフガニスタンでは東部や南部など、タリバーン支配力の強い地方では、タリバーンの脅迫により学校閉鎖が相次いでいるとの報道。
首都カーブルから南へ1時間半ばかりのガズニ州では、すでに50ヶ所以上がタリバーンの襲撃や脅迫によって閉鎖に追い込まれているという。首都から100km余しか離れていないガズニ州でのことを思えば、アフガン政府の無策、無力がわかろうというものだ。それは、とりもなおさずアメリカの無策、無力ぶりをさらけ出しているとも言える。