タリバーンによる報復

出た~ やっぱり~
先の14日、部族支配地域で10人以上が死亡した米軍によるとみられるミサイル攻撃の「報復だ」とする犯行声明が、タリバーンによって出された。報復しても家族を亡くした悲しみは癒えないだろうが、地域の「男」としての評価は下がらなかっただろう…
アメリカによる無人機からの攻撃翌日、現地の沸騰ぶりを(新聞などで)みる限りは、報復間違いナシと思わされるものがあった。たぶん、まだもう少し続くだろうな…たまらん。

一昨日はイスラマバードから3時間ばかりのマルダンで大きな自爆テロがあったと、TVで延々とニュースを流していた。死亡者が1名、2名、5名と増え続け、いやぁ~な気分になっていたら、今朝の新聞では13名にも増え、犠牲者の中には軍関係者も多いと。
その記事の横ではブッシュと話をしているギラニ首相の写真が載っている。TVニュースではブッシュが延々と話し(何を話しているのかは不明)、ギラニは暗い顔をして軽くうなづいているだけだが…。
1時間余に及ぶブッシュとの話し合いは、パキスタンにとっては建設的なことにはならなかったとか。

ブッシュはテロリストとの話し合いに応じることはない、テロリストの要望(人質解放など)にも応じないとする強硬姿勢だが、ギラニ首相(現政権)は話し合いを重視するようだ。苦渋の思いでブッシュとの会談に臨んでいたのだろう。