活動の季節到来

イスラマバードでは3月の半ばからは30℃を超える気温。真夏は直ぐそこまで来ていたのに、4月に入ってから10日間もの菜種梅雨。気温が一気に下がって薄ら寒い。パキスタン北方地域への道路(カラコルム・ハイウエー)だけではなく、降り続く雨でアフガンからパキスタンへの道路(アジア・ハイウエー)も一部が壊れて閉鎖。

カーブルでもイスラマバードでも、北方地域のギルギットでも「春になったら」と予定していた活動予定は次々に狂い、毎日の生活リズムまでが大幅に狂ってしまった。
春になったら(アフガンでは)その①植林。 その②縫製教室(識字と英会話のクラス)に新入生を迎える。 その③ソーラークッカーの普及準備。 その④巡回医療の準備。 その⑤事務所(アフガン難民を支える会‐SORA)の引越し。 その⑥新しいSORAの事務所では、犬を飼える敷地がなく、犬をアフガンからパキスタンへ引き取ること。

この、犬をパキスタンへ引き取るというのが最難関で、この1ヶ月間余は犬のための通行許可や、検疫、輸入許可など等の取得でスタッフたちは大変だった模様。
犬は2匹とも毛足の長い雑種で、何処にも分類し切れない姿をしている。しかし(アフガンでの)役所は検疫済み証明書などに、血統(生まれ)オランダ産と書いてくれたから笑えた… こやつ等はオランダ生まれであったか…

なにはともあれ、昨日(夜)は土砂崩れの開通した道を、カーブルから18時間もかかって犬たちがイスラマへ無事到着、ホッとした。
ただしイスラマではすでに5匹もの犬を飼っているので、もうこれ以上は飼いきれず、ギルギットの母子保健指導センターで飼うことになるのだが。オバハン自身も今週末からしばらくはギルギットのセンターで暮らすことになる。

バタバタ忙しい毎日で、活動季節の到来だな~~と、思う。