首相宣誓

常日頃から、「貧しい民衆のために共に闘おう…」と呼びかけるギラニ
「ブット元首相が目指した民主化こそが国を救う」。首相候補者に指名された時、そう抱負を語ったと報道されているギラニがきょう25日、ムシャラフ大統領に新首相就任の宣誓をした。
ムシャラフ大統領は(先般の国家建設を祝う日にも感じたが)顔色がくすんで暗く、どこかを病んでいるようだったし、対してギラニは胸を張り、艶々ピカピカ晴れがましい顔色。ムシャラフ大統領も立派な体格だが、ギラニはそれを10cm近く上まわって見えた。胸を張っているギラニに対して肩を落としているからムシャラフが小さく見えたのか?? 最近のムシャラフは飲みすぎだというから、肝臓を痛めているのかもしれない。

さて、一昨日は今週中にも組閣と言われていたが、(ムシャラフ追い落としのためにだけ)連立したような政権の辛さ、なかなかまとまりそうにはないらしい。船頭多くして前途多難…

ただ昨日オバハンが心配していた首相の一存で軟禁などが解かれるのか等、ムシャラフ大統領の非常事態宣言で自宅軟禁されていた司法関係者たち約60人の復職は、「議会を通して決められる」と。司法関係者たちの自宅軟禁を解放指示するに当たってギラニは、「司法関係者は(復職を求める)デモをすべきでない」などと語っているというから、今までにはないタイプの首相かも…と期待。
ラニが、利権に群がる邪悪な人間たちに染まらないようにと、心から祈ってしまうオバハンだ。

とにかく、8年半ぶりに軍事政権から民政に戻ったパキスタンムシャラフ大統領がほぼ一手に握って来た権限の多くが民政内閣に戻ることになるらしい… まずはメデタイことだ。これで治安が落ち着いてくれれば言うことはないのだ。