ブット死亡

総選挙を控えるパキスタン、きょうは首都イスラマバードナワズ・シャリフ元首相の支持者らの選挙集会に向かって銃弾が発射された。警察発表では、発砲により4人が死亡、3人が負傷したという。
目撃した人によると、シャリフ元首相の集会場に発砲があったのは、ムシャラフ大統領派の所有する建物付近から発射されたという。何時も、何処かから銃撃音が聞こえているので、その度に耳を澄ませてしまう。
いややなぁ~~~

と、思っていたら、今またニュースで今度はラワルピンディ(リアカット・バーグ)で集会を終えたブット元首相の近くで自爆テロ。車両の窓ガラスが壊れ、そこへ銃弾を受けたと。ブットは首を負傷、病院へ搬送されたという。
6時(日本時間午後10時)の速報ではブット死亡のニュース……また、支持者など22人が死亡という。ブットの周辺で、常に人間の楯状態をしていた人たちが、今回も犠牲になったものか…

ブットは防弾チョッキを常に付けていたけれど、首は防御出来ないからと案じていた。自伝を読めば、ブットには覚悟があったのも分かるし、常に防弾チョッキを着け、物凄く用心をしていたのも分かる。
これで総選挙を、ブットの率いるPPPはどう闘うのか? 
いずれにせよ、物凄く荒れることにはなりそうだ…。そしてパキスタンの先行きは?

カラチやラワルピンディなどでは信号機が壊されたり、店も燃やされているという。また一部ではブット元首相の死亡に荒れ狂った支持者??が銃撃戦と言うが、何に向かって銃撃をしているのか? 道路上でタイヤなどが燃やされて、道路は完全封鎖されたという。
大幹線道路のGTロード上ですら、車に火が点けられているというから、当分、外出は出来ないな。
大暴動に備えて、ニュースとともに商店街は直ちにシャッターを下ろし、TVも時々しか映らなくなった…

しかし、このブット死亡の事態に一番、困るのがアメリカかも…