ブッシュとムシャラフは去れ!

一昨日から「放送規則の順守」を条件に民放2社が見られるようになった。しかし、まとも(反政府的)なニュースを流すジオTV等はインターネットでも見られなくなった。
どれだけの圧力をかけたものか、ドバイからの衛星放送までが閉鎖とは…

で、昨日はジオTV(イスラマバード事務所)前に、報道陣や弁護士、市民活動家などが報道の自由を求めて集会。中にはブッシュとムシャラフをもじって「BHSYARRAF BYE BYE」のプラカードもあって、結構笑える。どこかのブログにはムチャクチャなムシャラフという意で、ムチャラフというのがあった。みんな上手く考えるものだ。
非常事態宣言後は集会の自由、反政府活動など等が出来なくなり、この2週間で拘束された人は1万人を超えるという過酷な状況にもかかわらず、良識者たちは頑張っている。

ブッシュのメッセージを携えて、アメリカの国務副長官は来たけれど… 結局は「子どもの使い」にすぎなかったようだ。無血クーデターから8年、同期の者は退役してしまい、年齢的にも軍部の中では突出(次席の軍人とは7期も違う)ムシャラフには誰もが物を言えないという。誰もが物言えないとなると…アメリカが使う手は決まっている。前軍事政権下ではジア大統領が原因不明の飛行機事故によって暗殺されている。
それにしても、ムシャラフには本当に聞く耳がなくなったのか? それとも高々度の戦略があってのことか?
いずれにせよ、前言を平気で覆すようになった春頃からアタマがおかしくなったとしか思えない…

今やムシャラフは完全に開き直り、平気で「私は気が狂ったのか? 自分の性格が変わったのか? 私はジキルとハイドか?」なんてことを報道陣に対して聞き返し笑っているというのが、本日の新聞1面に掲載されている…