イランで日本人が誘拐された・・・

断食明けを目の前に、アフガンでは7月半ばに拉致されたドイツ人と、アフガン人スタッフが4人が2カ月半ぶりに解放されたと。
やっぱりイスラーム教徒にとっては、断食明けは特別だなぁ~~  ドイツ人たちとの交換で、タリバーンも6人が釈放されたというから、双方の家族にとってはメデタイ!

解放された人があるかと思えば、片やパキスタンからイランへ向かった日本人の学生が武装強盗団らしき者に誘拐されたと。
外務省は本人の名前を好評しないと言っているが、ネットの恐ろしさ…早々と朝のうちに名前は流れていた。
学生は人間関係学部、国際共生社会課程に在学という。卒業後の目標に向かい、理想に燃え某NPO法人が主催する教育にかかわるボランティアに参加し、さらに途上国の実情を知ろうとしたのだろう。
それにしてもパキスタン国内で誘拐されなくって良かったと、しみじみ思う… 
パキスタンのバロチスターン地方は北西辺境州とともに治安の悪化が進み、政府の公用車は公用ナンバーを外して走行。現地事情を知っている者たちは、護衛ナシに走らないのが現状だ。

毎年、断食明けを目の前にしたこの時期には誘拐が多くなる。
特に諸物価高騰のおり、新調の服、靴、祝いの食事などなどにお金が要るもの。
イランもパキスタンも共にバロチスターン地方は乾きに乾いた砂漠。働く場所もなく農業などは不可能で、誘拐がビジネスとして成り立っているような地域だ。たぶん、身代金目当てだとは思うが、1日も早く解放されますように…

この地方に限らず、パキスタン各地ではこのところ国際NGOスタッフの誘拐未遂事件、自爆テロなどが新聞に載らない日はない…