911同時多発テロから6年

2001年9月11日の911同時多発テロ事件から早や6年だ…

アメリカは自国がテロを受けたという衝撃のドサクサにまぎれ、「アメリカを支持しない国は、テロ国家とみなす」という論法を振りかざすようになったのは、この911が契機となっている。
確かに、世界貿易センター、ツインタワーが崩壊していくさまを見て、あの衝撃的な雰囲気の中ではアメリカの言い分に疑問を感じる暇もなく、世界中がアメリカの「テロ撲滅戦争」を支持した。
そして気がつけば、世界がアメリカの「テロ撲滅戦争」という謀略の中に、シッカリ巻き込まれたということが、6年たった今は分かる…。
911同時多発テロアメリカ自身が仕組んだ、また知っていながらワザと放置したと未だに根強く言われているのも、数々の証拠があるからに違いない。

アメリカは、ソ連の崩壊によって共産主義との冷戦構造がなくなり、アメリカという国をまとめ上げるためにも「敵」が欲しかっただけなのだろう。
「テロとの戦争」は、今やアメリカ世界戦略(覇権主義)の基本となっているようだが、大国アメリカからテロ国家と名指しされた小国はたまらない。アメリカのみが正しくて、反米的立場の国はテロ国家、テロ支援国家という汚名を着せられるという構図、アメリカの言いなりにさえなればテロ国家とは言われないとしたら、それもオカシナ話だ…

そうした正義の味方、大国アメリカがテロ国家の貧乏小国アフガンを叩き潰すためにどうするのか?
6年前、パキスタンやアフガンを取材するため大挙して訪れた、日本からの報道関係者。
長年、パキスタンやアフガンでの取材手配を通して感じていた報道陣の報道姿勢、彼らに対するオバハンの疑問や不満が一気に吹き出た911同時多発テロ報道の偏ったの側面……(オバハンからの緊急レポート、創出版社刊。日本ジャーナリズム会議賞受賞)

結果、報道陣を批判しただけでは気が済まず、その2ヶ月間の取材手配で儲けた1000万円を元に「アフガン難民を支える会-SORA」を立ち上げ、アメリカの空爆誤爆)によって一家8人を殺されたオリファを初めとする未亡人たちを細々と支えたり、何だかんだと忙しくて、自分が好きな山へも行けなくなって6年…… まぁ、もう若くもないし、引き篭もり生活も気に入っているし…
ネットでゲームをすることも覚えたし… (きょうは、まったく緊張感のない日だわ…)