7月も下旬になり、後わずかで8月になろうとしている。日本では梅雨が明けたものだと思い込んでいたオバハン、暑中見舞いだ・・なぁんて思っていたが、まだ日本の彼方此方では豪雨の様相、梅雨明けには至っていない地域があるではないの。本州より南にある沖縄や九州が梅雨入り・梅雨明け共に早いのは分かるが、本州でも梅雨入りは6月の10日前後、東北でも7月夏休みの前には梅雨明けだと勝手に思い込んでいたのだが、最近は違うのか?
今年の春先、偏西風が蛇行してパキスタンとインド亜大陸の中・北部を覆っている。その近辺には雨が多いとの予報、今年もパキスタンでは洪水になりそうだ等と言われていたのに、春先の一時期を除けば大した雨も見られず、パキスタンの西寄り地方とアフガンでは度々の洪水だ。途上国はインフラが発達していない。というか、そもそもインフラなるものの存在すら無い。近代国家?と言われるところでは、5大インフラ「電気、水道、ガス、通信、交通」が完備ということになっているが・・パキスタンでも都市部を除けば完備とは言い難いし、アフガンに至っては都市部以外では無いのが普通だ。首都でさえも電気、水道には事欠くしガスは当然ない・・いやいや、途上国での暮らしは過酷だ。
たまたま今夏のところ首都イスラマバードには酷い雨は無い、だからと言って安心は出来ない。カラチやラホールなどの下町では、雨の時は電柱や電線に近寄るな!との警報が出ている。感電による死亡の70%は、家や私有地の中で発生。カラチだけで2019~2021年で400件近い感電事故死だというではないの。濡れた服を着て歩道を歩いていて、電線を踏み感電死した人もある。パキスタンでは雨が降っても傘をさして歩く人は僅少だ、ずぶ濡れになりながら悠々と平気な顔をして歩くか、外出しなくて済む人かに分かれる。パキスタン全土なら年間、何人が感電死するのかは知らないが、実に怖い話だ。