樹齢1500年と言われる、薄墨桜

終日、暖かくて文字どうりの桜日和とも言うべき1日だった。「わざわざ遠くへまで花見などに行かなくても良いのに・・」と、家人からは嫌味を言われながら、岐阜県は根尾谷にある薄墨桜(樹齢1500年、幹の周囲約12m)を「何が何でも見に連れて行く」という友人に拉致され、かの地まで。ジジイの運転、怖い~からと助手席には座らず、ポカポカ桜日和に眠くなってもひたすら我慢をしつつ話しかけ、緊張感に苛まされた桜見になってしまった。帰宅して、車に乗ったのが間違いだったな、ジジ・ババになると頭の切り換えがスンナリ出来ないという典型かも・・等の反省もあり。拉致されて行くとしても片道30分以上には乗るまいと、堅く決心もしたな。
我が家は城下町の旧足軽屋敷地域内にあり、家の裏20mには桜と紅葉、欅がずら~っと植えられた土手道になっている(徳川時代は、この土手が外堀の役を担い外敵からの攻撃に対する守りになっていた)今まさに土手道の桜は満開で、土手の斜面には水仙や紫色テッセンなどの花も満開。花の香りに包まれながらの散歩、川面には水鳥の種類も多くて、いつまで眺めていても飽きない春の日々を満喫中。だが1年前に比べると歩幅が小さくなり、歩行スピードも遅くなったのが悲しいと、何時までも何時までも諦めの悪く、嘆き続けるオバハンだ・・

過日の台湾東部沖の地震、凄いなぁと感嘆したのは地震後数時間で避難所とされる場所に、プライバシーが保てるテントがアッと言う間に設置されたこと。あの折りたたみ式に近い軽テント、値段は手頃(安いし)嵩張らず軽い上に設置も簡単。保管場所も取らず、従来のいわゆる屋根型の重いテントとは異なり居住性もバッチリだ。日本の自治体は何故、あのテントを用意していないのかと不思議でならない。