乾燥ひどし、空気カラカラ

4月1日湿度5%、翌日、翌々日と10%、12%。きょうは曇り空になり一雨くらい来るかな・・という空模様、湿度20%だ。この2-3日で足の踵や指先が一気にひび割れ血が滲む。手の甲なども僅か10-20分間の屋上作業で(日本でたまぁ~に見かける95歳くらいの、外作業者の)皺加減だ。子供たちも「ガサガサ、バシバシが凄い、肌に粉がふいて来た」と騒ぐ。中学生くらいは鼻血も出やすい年頃だ、鼻の中の血管が切れたのか「鼻血が止まらん」と騒いでいる。お年頃・・だからなぁと気にもしていなかったが、オバハンも鼻がムズムズするからと鼻に手をやると、鼻血が滲んでいるではないの。オバハンもお年頃ってか・・
1日の湿度5%でオバハンの顔を初め外部に出ている部分はバシバシ・ゴワゴワになり、放っておけばどこまでバシバシ・ゴワゴワになるのかと「お試し」のつもりで夜ベッドへ入ったが、息をするのが苦しく・・皮膚呼吸も出来ないような気がして寝付けず・・夜中にもかかわらず(面倒くさいので滅多に入らない)風呂で身体を濡らした。ついでバスタブに湯を張ったままにし、部屋へ湿気を取り込んだわ。実に根性・我慢がなくなったものだ。アフガンで仕事をしていた約4年間は、宿舎に風呂やシャワーがあるわけも無く、1-2ヶ月に1回くらい公衆浴場へ行くくらいだったが、若かったせいか乾燥しているのが苦痛ではなかった。
ただ、公衆浴場と言っても・・恐ろしく汚くて不潔で、裸足では絶対に入りたくないシロモノだ。もし高下駄でもあったなら、それを履いて浴場へ行ったと思う。中は暗い裸電球ひとつ、蒸し風呂に毛が生えた程度で洗い場には水の蛇口が10個ほど。部屋の端に1m半四方の水槽があり、その中にお湯が溜めてあるのを桶でくみ出して身体にかけるという方式。女湯ではほぼ全員が肌を見せることなく、服を着たままで服の下へ手を入れて身体を洗っている。とにかく汚く不潔だったが、それでもハマーム(公衆浴場)から出た後は、外の風が気持ち良かった・・過酷な暮らしのアフガンだから、あの汚さにも耐えられた・・歳を取ると何事にも辛抱が効かん、耐えがたくなるのか・・悲しいな。
数日後に誕生日が来る、一応、病知らず。老いて行くことにぶつくさ文句を言いつつ、そして元気でいられることに感謝をしながら迎える誕生日。