30年間あまりの疑問が解消

朝は昔から5時半には目が覚める。今の時期、明るくなりかけ時に窓を開けると冷えた空気が室内へ流れ込む。昨日、きょうのように晴れた日は、大きな窓いっぱいの樹林越しに終日、蒼空が透けて見える。今朝の空気は昨日とは異なった花の香りに変わった。ジャスミンは確かに花をつけ始めているが、ありふれたジャスミンの香りではない。夜来香(イエライシャン)でもない・・ オバハンの部屋に面した車の通らない裏通り、隣家の樹高が30mもある大木で延々と咲き続けていた「赤い花」の匂いでもない。  
この赤い花、火炎木でもないし、火炎樹でもないし・・誰に聞いても判らず、実は30年余りも悩んでいた。その「赤い花」の名前が、ついに判ってムッチャ満足感に浸ったのは1週間前だ。    
知り合いのFacebookで知った「グーグル・レンズはカメラをかざすと映った情報を瞬時に読み取り、検索したり情報をテキスト化したりという便利な機能。翻訳までもしてくれる」とあったから、さっそく試してみたね。たちどころに似たような花の写真がズラリ、そして名前も。写真を見て当てはまったのは(indian)corky coral treeとあり、インドなどでも街路樹として植えられている比較的ありふれた花みたい。パキスタンの首都イスラマバードは世界中の花木を植えて街づくりをしているから、インドの花木があっても不思議ではないが、桜だけはない。   
それにしても凄い機能だ。手持ちのタブレットに付いているカメラをかざすだけで映った情報を瞬時に読み取るとは・・ 色々な機能を使いこなせる若い人が羨ましいわ。