20-30%増しの給料

パキスタン時間の夜8時、日本時間では7日になってしまった。ブログのアップに10分遅れ、6日の書き込みが空白になった。今回はボケて忘れたのではなく、3匹の犬たち、モルモットたち、子供たちの予定時間外の夕ご飯でオバハンの手持ち時間がずれた。理由は何であれ、きょうは終日ノンビリしていたのに空白を作ってしまってチト悔しい。
暦では小寒、昨日からの小雨も相まって空は終日暗いままだが、窓の外では縞リスたちが常緑樹の間を駆け回っている。この2-3年で縞リスたちが凄く増え、屋上を走り回っている。野生の可愛い生き物たちが、手の届くところに居るのには心が和む。   
子供たちの学校も始まり平常にもどったので、きょうは10日ぶりに買い物へでも、と思ったが雨でメゲた。パキスタンは昨春からの物価上昇が留まるところを知らず、燃料価格も
2日から値上がりした。米・イランの紛争で、これ以上の燃料高になれば物価高には拍車がかかるだろう。2018年夏、総選挙で首相になった正義党のイムラーン・カーンは、経済立て直しを早急に迫られており、税収を増やすために輸入物など贅沢品への税率を高くした。マーケットへ行っても輸入品は激減し、棚はがら空き状態だ。パキスタン製しか買わないと決めているオバハンには不便さはない。だが子供たちは「あれもない、これもない。あっても日本より高くなって手が出ない」と騒いでいる。
日常に消費する生鮮食料品の値上がりも凄い。昨年の値上がり中で日々のニュースにまでなったのは、秋からのトマト騒動。オバハン宅では1週間に2-3㎏のトマトを消費する。そのトマトが10倍もの高値になったこと、未だに高くて購入を躊躇する。他、葉物野菜も軒並み2-3倍にはなった肌感覚だ。さすがに日々の食卓に上がるジャガイモ、玉ネギは2倍くらい、主食チャパティ用の粗挽き小麦粉は20%くらいの値上がりで済んでいるが、うちのスタッフたち(一般庶民)はどうして食べているのかと、この1年案じることが多い。
インフレ率は2011年以来の最高値らしく、政府は今年から雇人の給料を20-30%増しにせよと言っているらしい。各家庭の原資が増えているのなら、それも可能だろうが・・・