地上から機体への銃撃

1年中で最も暑い夏至パキスタンで「雹」を見たことに驚いたオバハンだったが、パキスタン上空の寒気はそのまま日本まで行ったようだ。北緯36度くらいのイスラマバードの天候は偏西風に乗って2日遅れで日本へ到着するのが常だ。で、2日遅れで関東地方の一部に降雹だと。一部には70㎝も積もったというから、自然現象とは言え凄い。


さてさて、自然現象ならぬ人為的な「報復」で、ペシャワール空港では昨24日夜、乗客178人を乗せたパキスタン航空機(エアバスA310)が、着陸間際に地上から銃撃されたとの報道。
ロイター通信などによると、「同機は高度1500メートル付近の低空で、客室などに6発程度被弾したが、そのまま着陸した」と。搭乗客が1名死亡、キャビンのアシスタント2名が負傷というが、銃弾のあたり場所によっては墜落していたことだろう。 
ロケット弾や、アメリカが武装勢力に手渡したスティンガーなどは、まだまだ現地に残っているだろうし、撃ち落とす気になれば、どこからでも撃てるのがパキスタンであり、実に恐ろしいことだ。
ペシャワール国際空港は過去にも何度か武装集団の襲撃を受けており、4月28日にはロケット弾2発が撃ち込まれて滑走路が破損している。

これで海外からパキスタンへ乗り入れている航空会社は撤退に加速がかかるだろう。 EU諸国大使館なども一時的に撤退を考えるところが増えそうだ。

ラホールではカドリ師が政府を相手取って「大衆運動」を始めるのだろう。政府は内から崩壊しそうで危ういことだ・・・