パキスタン国民よ、立ち上がれと主催者が呼びかけ!

昨夜も寒かったが、きょうも晴れた!!!しかし天気は下り坂になって来たようだ。今のところ抗議の大集会側は神の恩寵によって好天に恵まれている。 一雨くれば集会は散々のものとなるであろうと、オバハンは初日より凄く案じているのだ。今朝は参加の女子学生たち全員が、薄いナイロン地のシートをポンチョのようにして被り、テルテル坊主がズラリと並んだようだった。ナイロンシートは夜露や風よけとして幾らかでも役立ったことだろう。どうぞ今夜も雨が降りませんように。

市内に掲げられた垂れ幕(横断幕)には、カドリ師と前大統領ムシャラフの写真が載せられていると昨日書いたが、カドリ師側のスタッフが垂れ幕を引き下ろし破って歩いていたとのこと。元大統領のムシャラフ側はカドリ師に無断で??垂れ幕を作ったらしい… カドリ師は軍部との関わりを必死で否定している。また昨日タイミングよく出された最高裁の判決について巷は(パキスタンらしく)最高裁とカドリ師は関わりがあるのではないか??と言い出した。
万々が一、軍部や最高裁がバックアップに付いているのならば…… そして、もし…アメリカがカドリ師の後ろについたならば… 国民による『民主革命』は成功するであろう。中東チュニジアだったかのジャスミン革命、エジプトの民主革命のように…

過去、パキスタンでは何回かの社会改革らしきものに「学生の力」を無視できず、官憲も「大学生」を恐れたものだった。今回、集会の先頭に立っている(立たされている)のは女子学生が圧倒的だ。
官憲も女子学生には無茶な暴力を振るわないだろうとの作戦ではあろうが、それにしても女子学生たちのシッカリした自己主張能力の高さは見事だ。

またMQMは300万人を動員するといいながら腰砕けで?最終的に参加しなかったが、昨日はカドリ師に電話会見を申し入れたと。早くも日和見、素晴らしい。この20年だか30年だか、常にどの政権にあっても内に入り力を持ち続けてきた政党らしい。

きょうのスピーチでカドリ師は、政府に対する4つの要求と共に、パキスタン正義行動党のイムラーン・カーンに共に抗議集会への参加をするようにと呼びかけたが、正義党は参加しないと。また野党々首合同記者会見が行われ、カドリ師の行動に対して批判的だった。 しかしカドリ師は、市民にも「この抗議の集会に参加せよ」と呼びかけている。