福島原発はどうなの

政府や東電の発表はスッキリからほど遠くて…… 日増しに国民の不安と不信を増幅させている。
福島原発では、ついにプルトニウムも(微量であれ)漏れていると言い出した。原子炉が毀損しているとの見方は、いくら水を注入しても貯まらなかったということで、穴が開いていたに決まっているとは多くの人も想っていたことだろう。 放射性物質が「ただちに健康への影響を心配する量ではない」と幾ら言われても、何年かしたら…という懸念は確実にある。 今更ながら、地震津波で「かなりの規模で損傷が起きていた」との発表に唖然というか、なんというか。

報道によれば、ウィーンにあるなんたら研究所発、「東日本大震災後の3日間(12~14日)で、福島第一原子力発電所から大気中に放出された放射性ヨウ素は、チェルノブイリ原発事故の10日間で放出された量の約2割に相当する」という試算結果を公表したと。ということは…地震からすでに2週間なので…単純計算すると…おお~こわぁ~
また、フランスなんたら原子力安全研究所は、日本国内の観測データをもとに、12~22日に福島原発から放出されたヨウ素セシウムなどの量は、チェルノブイリ事故の放出量の1割との暫定値を公表しているらしい。しかし、これも22日以降、続けて放射線物資は飛び続けているわけだから…
現在、日本で適用されている食品衛生法の「暫定規制値」というのは、一生食べ続けても何の影響も出ない、安全サイドに立った数値と。しかし、福島原発から飛び散っている放射性物質は、絶対に安全な暫定規制値は超えていると学者が言えば…、老い先短いとはいえ小心者のオバハンとしては、食べることを躊躇する。息子夫婦と子供たちも、春休みの日本行を中止したくらいだ。

それにしても東電の処置は(原発内の現場では、多くの人々が過酷な条件下で尽力しているのとは別に)幹部たちは何を「議論」「決定」としていることか。原発先進国のフランスには防護服を初め、数多くの優れものがあるという。フランスへの支援要請も、もっともっと早くにすれば良いのにとオバハンだけではなく、多くの人が思っていたに違いない。ようよう、昨日、フランスから専門家が支援が来ると発表されたが、それとは別にフランスのル・モンド紙は、「フランス企業などが放射能汚染された場所で作業ができるロボット提供を申し出たところ、日本側が断った」と伝えている。まったく…どうなっているのか、ちっともわからん。


東日本巨大地震の発生後、世界中に日本への支援・激励の輪が広がっている。 当地イスラマバードでは息子と嫁ハンが呼びかけ人となって、「がんばれ日本」のチャリティバザーを開催、首都圏内の有名店、5つ星ホテルなども協賛。日本大使館、在住の日本人有志ボランティアさん、各国外交官家族等々の協力を得て、27日には約75万ルピーが集まった。(一般庶民の給与は平均月額1万ルピー。日本の貨幣価値からすれば、たいした金額ではないが、当地では大きい)  チャリティバザーにご協力の皆様方に、心より御礼を申し上げます。嫁ハンはきょうからカラチへ「がんばれ日本」の行脚、まだ当分は支援金集めをする予定と。
被災された方々への支援には、緊急支援、中期支援、長期的な支援が必要なので、NWAとしは中期支援をメドに、皆様方からお預かりした支援金は、パキスタン・日本両国にとってプラスとなるような支援方法を考え、有効に使わせて頂きます。