日本での報道・・・

毎日の政府発表、東京電力原子力保安院の発表。 オバハンの頭は科学的に緻密ではないから、どうもイマイチ分からん。というか途上国暮らし30数年のオバハンは、単細胞の割には報道に対する猜疑心は強く、生きる上での危機管理上、想像力も逞しいので、発表の行間を聞き取ろうと必死なのだ。 早い話が政府や報道の発表は(長年、報道コーディネイターをしていた商売柄、報道の裏をも読む癖で)現場と紙面の違いを知っているので、信ずるに足りずと思ってしまうのだ。
公式発表は、「いまだ詳細は調査中で推測でモノを言うのは避けたい」というのが基本姿勢であり、「今すぐ危険ではない…」というのに集約されるが…… 予想される事態も、もう少しは報道すべきではないのかな。

英字紙(ヘラルド・トリビューンなど)では、「今回の福島原発の事故は、今のところチェルノブイリには及ばない。チェルノブイリの事故は指標(スケール)にして7だが、福島はスケール6だと。スリーマイル島原発事故はスケール3だったというから、それなら福島原発事故の6というのは落ち着いてはいられない数値ではないのか。さらには、今まだ事故拡大中の福島原発だから、チェルノブイリに迫るのは間近ではないかと案じてしまう。

知り合いの話では、東京近在の外交官家族は少しずつ日本を離れようとしていると。同盟国??アメリカは、日本在住のアメリカ人に対して、不要不急の用事がない限り自主退避の勧告を出したと。また、フランスは帰国希望者の便を図るため、エール・フランス機2機が日本に向かったと! ドイツ、スイス政府も被災地や首都圏からの退避勧告を出したというのに…。中国は観光を控えるようにとの通達だけらしいが。