日本の報道は遅い

福島原発の事故直後、米政府が原子炉冷却に関する技術的な支援を申し入れたのに対し、日本政府が断っていたことを民主党幹部が17日明らかにした」と。  この件に関しては、当地の英字新聞では13日くらいに、すでに報道されていたから、日本でも報道されているのかと思ったわ。 
「日本政府や東京電力は冷却機能の回復は可能で、米側の提案は時期尚早などとして、提案を受け入れなかったとみられる」とあるが、緊急時には何でもかんでもお願いをし、待機の姿勢もしくは助けてもらっても良かったのに。済んだことを悔やんでも仕方がないが、原発に詳しいと自称する総理の判断とは思えないわ。 昨日、福島原発事故のさらかる悪化に備え、アメリカは放射線に汚染された地域での活動能力を持つ専門部隊約450人の派遣する準備に着手したと。とにかく日本政府(菅総理)には最悪を予想する姿勢が、事故直後から欠けている。

福島原発事故で…… まだ原発内に残って決死の作業に従事している人がいると。誰かがやらなければならないにしろ、涙が出そうな状況だわ。可能性のあることには何でも手をつけて欲しいとは思うが、昨日のヘリコプターによる散水量は1回で約7トン。燃料プールには1300トンもの水が必要らしいと聞いて、(無駄なく散水できたとして)200回も飛ばなければならないのかと暗澹。日赤の活動と同じでヘリの燃料代を想うなら費用対効果の薄さ…… 打つ手がどんどん無くなっている……

首都圏からは幾つもの大使館が閉鎖、または大阪など関西圏へ退避というではないの。一部企業も。そして成田空港への乗り入れを取りやめる航空会社も…  福島原発の近くに住む方たち…どんな気持ちでおられることか。 放射能は目に見えず、臭いもせず…で、たちまち目に見える障害がでるわけでもないが、チェルノブイリの大事故を思い起こせば、地球規模ともいえる事故の全容は想像がつくというものだ。障害は10年後に明らかになるわ。いや5年後かな……


1月末、ラホールで外交官を装って破壊活動だか、諜報活動だかに携わっていたアメリカ人が拘留されていた。パキスタン政府は「アメリカ人を釈放しない限り、パキスタンへの援助を削減する」との米政府の脅かしに屈し、3日前、アメリカ人をパキスタンから出国させた。 この手の「活動」に関わるアメリカ系外国人は、現在パキスタンに物凄く多数いて……と、これ以上、今は詳しくは書けないが。こういうアメリカ人が多数いるから世界情勢が不安定になるのは当然だ。不安定にさせることを目的に「活動」しているのだから、任務は達成しているが…
この事件と、アメリカ人を出国させたことにより、反米感情はさらに高まり、昨日から学校は閉鎖になっている。きょうは金曜礼拝の日、大きな騒動にならなければ良いが。