鳩山政権、投げ出し

鳩山首相小沢幹事長が辞任をした。鳩山首相の辞任挨拶を聞きながら、違和感を感じたのはオバハンだけではあるまい。言葉の揚げ足を取ろうというのではないが、「国民が聞く耳を持たなくなった」と言い、片や小沢幹事長のことを説明する時には「敬語」を使うというアンバランスさ。 「幹事長ともご相談を申し上げながら。幹事長も職を引いていただきたい。そのように申し上げました。幹事長も申された」と。
オバハンは国民に対しても敬語を使えと言っているのではない。この一連の談話の中から鳩山が如何に小沢の方ばかりを向いていたかが見て取れるし、国民に対する姿勢の一端が分かるような気がすると言いたいだけだ。 さらには、「自分自身が政治資金規正法違反の元秘書を抱えていたなどということを想像もしていなかった」と、まるで違反は元秘書が悪かったかの言い方だ。
参院選を40日後に控え党の顔を変えようというのだろうが、普天間問題を巡っての対応など、にっちもさっちも行かなくなって投げ出した感は否めない。これが日本人の美学なのだろうか?

こんな民主党に逆風の時、ウチ(日パ・ウエルフェアー・アソシエーション)の理事が民主党からの公認で参院選に出る… 辛くて厳しいなぁ~。
アフガンで壊滅になりゴーストタウンになった街並みを見た時、衝撃と恐怖に震えたこと。あの時には心から平和の大切さを思い、今まで以上に戦争反対を思ったこと。またアフガンやパキスタンで支援現場を5年間も這いずり廻って農民たちと苦労を共にして国際支援の現場を見たことから、日本の支援金の使われ方などに疑問を持って国政の場に立ちたいと思った彼を、オバハンたちも国政の場に送り出したいと思ったが、こんな民主党に逆風の中で選挙戦を戦えるのかなぁ。
もっともオバハンはパキスタンに居るので、選挙が始まったとしても援護射撃も中々ままならないが。

オバハン自身は民主党の支持者というわけではない。しかし、このままでは1年近くもかけて行われた行政仕分けなどが中途半端のまま終ってしまう懸念が残る。何だかんだと言われても、自民党が50年間も手を付けて来なかったこと等に手をつけたのだし、天下りや利権の巣窟になり易い無駄な独立行政法人などは、ドシドシ廃止をして貰いたい。確かにマニフェストはなかなか実現されていない面がある。何事につけ改革などは時間がかかる。だが、報道もあら捜しをして政権与党を突付きまわすだけではなく、待って育てることも大切だったろうと思うのだが。