国家権力

日本も民主党の小沢が検察(国家権力、もしかしたら政権政党かもしれない)に狙われたのか、総選挙を控えた「この時期に」と大騒ぎだが、当地パキスタンも大変な時を迎えているとオバハンには感じられる。
明日の金曜日は、シャリフ元首相支持派が大きな規模でデモをするという。また支持者が暴動を起こす可能性が捨てきれないので、滞在されている方々にも注意喚起!!

さて、先日のラホール、クリケット選手団への襲撃者たちも12人のうち9人くらいが捕まったという。クリケット・グランドに近いところから逃げる襲撃者たちを拾って3人乗りになり、バイクで走り去る映像。徒歩で人ごみを逃げて行く襲撃者の映像。防犯カメラの映像だけではなく、試合を撮影しようとしていたTV局なども多数だったせいか、多くのリアルな映像が残っている。

パキスタン諜報機関長官のグル将軍は、テレビの討論会で、「テロはスリランカ軍に追い詰められた、タミル・イーラム解放のトラLTTE)がインド諜報機関の命令を受けて実行したものと述べている」が、そうであっても、なかってもパキスタン人の多くは背後にはインドの関与があったと考えている。

印パ間のテロでは、何時の場合もインドもしくはパキスタンでのテロの後、1~2ヶ月で似たようなテロ事件が双方どちらかの国で起こる。今回もそのパターンにバッチリ当てはまっているから、国民の多くが「インドによる報復事件」と、見るのもうなづける。

パキスタンタリバーンや反政府武装勢力の攻勢、今後の政党間争い、数々の解決不能な事件を抱えて政権に対する信頼は薄く、今後の先行きは暗い。