日本の国際貢献

9月になり、明日から断食月ラマザン(ラマダーン)も始まる。 きょうからサマータイムが終ると考えていたが、10月いっぱいまで延長だと聞き、ガックリしている。後3週間、秋分の日を境に陽は短くなるというのに、10月末までサマータイムとは…  

さて、アフガニスタンで拉致、殺害された伊藤さんのお通夜が昨夜、彼の故郷で営まれていた。ご両親は「覚悟」をして息子さんをアフガンへ送り出したというだけあって、ご立派だったと思う。なかなか、ああはいかないものだから。しかし、息子を亡くした母親の内心はどうであったろう…想うだけでも辛い。  毎年起こる山の事故、そして2年前だったかアフガンで殺され亡くなった日本人2人など。両親を初め周囲にキチンと説明がなされていないと、「息子や娘を返せ!」や、挙句の果ては「誘ったオタクの息子が悪い!」と修羅場になるものだ。
伊藤さんは理解あるご両親を持たれたし、伊藤さん自身のアフガンに対する熱意のほどが分かるというものだ。心からのご冥福を祈る。

昨朝5時半過ぎだから番組の大半は過ぎていたが、TVで日曜討論「どうする、日本の国際貢献」の、終わり部分だけは見られた。やはり、アフガンで亡くなった伊藤さんが引き合いに出されていた…
インド洋への給油の必然性、アフガン支援必要性だ。「他に日本の貢献は今のところない」という結びだった…  アメリカの言いなりになっての給油活動、それしかないと言いきるあたりがお寒い限りだ。  中村先生の最も望まない形で伊藤さんの死が利用されないようにと、そればかりを祈らずにはいられない。