新テロ対策特別措置法案

自公によってまとめられた「新テロ特措法案」  
海自の活動は給油・給水などの「補給支援」に限定、今夜にも閣議決定だとか。
 
ただし、その法案では活動実施地域が「非戦闘地域」の要件を満たす「ペルシャ湾を含むインド洋及びその上空と沿岸国領域」と広がっているそうだ…… 
これって… 「後方支援」という名目で、アメリカ様への支援地域がだんだん広がって行くということ? 
元々は、アフガンへの「テロ特別措置法案」だった筈、それが何で広がって行くの??

もう一つ、オバハンによう解らんのは…「一年間の時限立法とし、活動内容を海上阻止活動を行う多国籍軍艦船に対する給油・給水活動に限定することで、現行法にある国会承認規定を省略する」という項目。事後承諾も、事前承諾も大差がないと言いたげな町村官房長官のセリフ… 世の中に疎いオバハンには審議の意味すら解らんようになって来た…

友人からのメールによれば、海自は日本の某2商社から6年間の随意契約(言い値)でオイルを購入。すでに契約済みだから、ここはなんとしても給油を継続し、某商社は手数料を稼ぎたいのだと。その某商社は、日本政府の誰と繋がっているのかなぁ??


TVではニュースしか見ないオバハンだが、きのうも民主党の誰だったかが、ISAFへの参加は、民生に限ると懸命に説明していた… 
確かにISAFの下には地方政府の治安維持や、復興事業を実施するための地方復興チーム(PRT)というものがある。しかし、それには27ヶ国もが参加しながら効果が上がっていないのが現状だ… 
アフガン民生の大元は水利につきるとオバハン自身は思っている。しかし、ISAF(PRT)が村々へ入ること自体が村人の反発をくらっている。

ISAFの軍人たちが、現地の人をどんなに見下しているか… 
オバハン自身にも経験があるが、幹線道路を平均時速20kmで走るISAFの車列は追い抜くことが出来ない。何時間でもオバハンたちは車列に付いて走ることになる。休憩中の兵士たちはオバハンたちの迷惑も省みず、オバハンたちから距離、僅か5mのところで停めた装甲車の中から出てくるや、装甲車の上や横に立ち、前を開け堂々と金色に光る放物線をこれ見よがしに描く。
オバハンは常に深くチャドルを被っているからアフガン人の婆ぁとしか見えない。しかし、仮に若い女性がいたとしても兵士は前を開け、距離5m高さ2.5mの装甲車上から堂々と放物線を描いたことだろう。
平気で立ションする兵士たちには、近々にいるアフガン人を人間として見ていない傲慢さがある。
運転手たちの「外人はまったく犬だ!」と吐き捨て睨みつける目の中にある憎悪。そんな外人(ISAF)たちが地方復興チームとして村へ行っても村人から信頼される筈がない。

民主党内でも賛成派は、ISAFと軍民共同の地方復興支援チーム(PRT)、医療支援やインフラ整備にかかわる日本人文民の警護など、後方支援などを検討しているというが、ISAFの一員であることはアフガンではマイナス作用にしかならないとオバハンは考える。

3ヶ月前の韓国人23人の拉致を思い起こすが良い。韓国も医療など、後方支援的な立場だったと思う。しかし、それでも「撤兵」せよと、タリバーン側から人質解放の条件の一つにして迫られた…。
何時も言うように国際支援は必要だと思う。
しかし、支援方法を間違えれば、面倒の種となるだけだ。