従軍慰安婦問題 謝罪要求決議案を採択(アメリカ)

アメリカの下院は、30日従軍慰安婦問題に関する対日謝罪要求決議案を全会一致に近い状態で採択したと。決議には法的拘束力はないそうだが…
従軍慰安婦の事実そのものについては「いったん置いておく」として。このアメリカの決議は、ある意味、日本(安部)政府の外交下手、人間関係作りの下手さ加減の結果だという気がしないでもない。

それにしてもアメリカという国は不思議な国だ。
同盟国、日本と常々持ち上げながら、その足を引っ張ることには躊躇がないらしい…

アメリカには過去、一度も従軍慰安婦的な存在は一切なかったというのか? 
アメリカ軍の周辺にいる女性は自由意志で寄り集まり「恋愛」をしているから、あるいはビジネスをするために寄っている存在だから許されるというのか?
イラクは知らない。しかし、アフガニスターンには米軍用の女性がいた。それは自分の目で見ている。
一部は恋愛かもしれない、また純然たるビジネスかもしれない。しかし、男性に守られるように(監視されながら)うつむいてホテルに待機している女性もいた… 
そうした女性たちは「米軍のための慰安婦である」とは言わないのか? 
奴隷のように自由もなく、単なるモノとして扱われた女性の屈辱、悲哀、後々まで残る心の傷、ごく普通の生活者には想像を絶するものであろう。
(個人営業と国家営業という、「罪」の存在観を言わないことにするとして)
しかし、それらをあげつらうのなら、アメリカこそ謝罪しなければならない過去がいっぱいあるのではないか?