牙をむく

あちこちを検索して廻っていたら、産経新聞の見出しに「牙をむいた赤いモスク」というのがあった。
記事は有料で読めなかったから中味については知らない。しかし、なんちゅう見出しなんじゃぁ~~ 3流週刊誌並みの見出し、そして事実誤認も甚だしい!!! 
モスクは爪を研いでいたとは思う。しかし建物の外見がやや赤っぽいだけで、中味は赤くない(キッパリ)。7月12日②参照のこと・・・
牙を剥いたのは、何らかの都合によって動かねばならなかったムシャラフ大統領側じゃないの~~


韓国人23人誘拐、アフガン国軍が監禁場所一帯を包囲と。
監禁場所周辺のカラバーグ一帯は、アジア・ハイウエー①の両側に土漠が延々と広がるだけの場所で、2004年当時は地図のカラバーグ地点に2軒の茶店があるだけの淋しい村だった。
たぶん今も昔ながらの部族社会であり、部族長が権限を持っているであろうが、その部族長の呼びかけが上手く行っていないという。
昨年は約2000人の韓国人が、奉仕や宣教のためにアフガンを訪問と。
また先月、カーブルで自爆テロに巻き込まれた日本人グループの大半も公募のスタディ・ツアーでアフガニスタン支援に参加していたと。善意での支援活動とはいえ、最近のアフガンでの活動には大きなリスクが伴っている。
スタディ・ツアーで参加、自爆に巻き込まれた日本人の方は全身に爆弾の小破片が食い込み、全治6ヶ月の重症で治療はなかなか大変らしい(報道では上腕骨折のみ)。
臆病者で逃げ足を誇るオバハンなどは、アフガンでの支援活動をイスラマバードから電話やメールで指示し、(恥ずかしながら)現地へは行かぬくらいだ・・・ 
毎年、幾つもの事故処理をする関係で、万が一、事故になったらどれだけの迷惑を周辺にかけるかを知っているだけに、「行かぬ」というよりも、オバハンの感覚では「行けぬ」。

日本人が自爆テロに巻き込まれた時、朝日新聞では「こんなことで支援活動が頓挫してはならない」なる論調の論説を書いていた。確かにこんなことで支援活動が頓挫してはならないのだが、昨今のアフガン事情は厳重注意を重ねても注意しきれないファクターが増えすぎたと思えるから、やっぱり、この時期の個人旅行や、一過性の支援活動は無謀だと思うな・・・