コロナ・ワクチン接種 第1回目済

オバハンのワクチン接種、第1回目が昨日終わった。パキスタンのよう解らんところは、そして声の大きな者や口達者にとって有難いことは、ルールがあるのか無いのか・・と言うところ。ある意味、個人裁量の範囲が大きいと言い換えることも出来る国だ。中国から無償で頂くワクチンは50万回分と限りがあり、政府には予算が無く、お金を出してまでワクチン購入の予定がないと報道されている。にもかかわらず・・その希少なワクチンをオバハンは急に接種することになった。子供たちの学校の先生方は殆どが外国人であり、かつ年配者が多いとか。その外国人でもある先生方がワクチン接種と聞きつけた息子、一昨日ダメモトで申請をしてみたら「OK」が出たのだとか。後期高齢者であることから、周囲に心配をかけているのは分かるが・・「ゲゲゲ、どこで接種か?」まず一番に頭をよぎったのは接種場所。家から車で5分のところにある接種センターは首都最古の公立病院、足を踏み入れただけでも各種病気が移りそうだ。そこへ行くくらいなら、この先も家で息を潜めて暮らす方がマシと想えるほど。恐る恐る行く先の病院を聞いたら車で10分、私立の清潔な病院でも今週から接種出来るようになったと。一応、清潔そうに見える病院だが、階段の上り下り、椅子その他すべてを触らないようにしつつ受付へ。おそらく接種の情報がまだ行き届いていないのか、周囲には接種を待つ人もなくオバハンの前には年配の杖をついた爺さん(と言ってもオバハンよりは若い)1人だけ。
昨19日現在、全世界で接種者は4億人でアメリカが1億人余、中国が6500万人とある。パキスタンは35万人と。日本は7万人程らしい。もっともワクチンを接種しても安心とは成らず、副作用を初めリスクはある。パキスタンの首相も13日ほど前に接種したが、昨日、コロナ陽性だったとか。
リスクの無い人生、緊張感のない人生など・・かえって淋しいわ・・とウソぶいているオバハン。

昼を待たずにぶっ倒れた

菜種梅雨状態のスッキリしない天気の後も、薄雲が広がる空だ。天気予報では週明けから30度超えとあったが、30度には届かず有難い。きょうこそは身体を労わろうと思いつつも、快適な気温なのでついつい早朝から大好きなキッチンに居座って作業をしていると、上の階でゴトリゴトリ、ザッザーなどと重い音がいつまでも続く。重い植木鉢を動かすようにと指示はしていない筈なのに・・なんだろう? しばらくすると息子が汗まみれで「ジムの模様替えをした」と言う。現在の我が家はゲストハウスだったモノを自宅として転用しているから、ほど良い加減のジムもビリヤード室などもそのままある。「緑広がる外を愛でながらトレーニングが出来るよ」と言うので、チョイと参加。
ジムにはベンチプレスを初め、一通りのものは揃っている。オバハンが3年くらい前の誕生日に、望んで買って貰ったむちゃくちゃ立派なボート漕ぎのマシンもある。オバハンの出た高校は漕艇部が1894年に創部という歴史を持ち、ボートの強豪高校として知られている。オバハンも高校時代にエイトを漕いでいた・・で、懐かしい思いでボート漕ぎマシンを買って貰ったのだが・・2-3度ばかり使っただけで「敗退!」 仲間たちと息を合わせ、湖の上で漕ぐボートと、マシンではイメージしていたものと大いに異なった。以来、ボート漕ぎマシンは見ないようにして来たが、わざわざ注文して取り寄せて貰ったマシンなので内心、忸怩たるモノはあった。息子のお誘いを無碍にするのも・・と思い、久々にジムへ行きボート漕ぎマシンを使い、その後ベンチプレスへ行って軽く重量挙げ、ランニングマシンへ行き・・と、有酸素運動にはなったが・・昼を待たずにブッ倒れ、年寄りの冷や水そのものと思い知ったな。

国際宅急便

コロナのせいで1年以上も日本からの郵便などなどが途絶えている。20年近く日本から毎週のように頂いていた週刊文春が来なくなったのは凄く寂しい。日本ーパキスタン間(中国経由)の直行便はおろか、タイ経由の国際航空便もないことから国際宅急便などが来ないのは分かる。ようやく日本からの宅急便が近々、復活するかもしれない・・との噂はあるが、何時になることやら。
きょう買い物に出かけた息子、輸入食品の大型店舗へ行ったが「あれもなかった、これもなかった」と帰って来て騒いでいる。オバハンなら何かで代用するとか・・それらしきものを手作りするとか・・見てくれは構わず実用に即したら何でも良いと考える。もっと言うなら輸入品などはまず買わない、パキスタン愛国者としては国産品一途だ! だが几帳面で融通の利かない息子は自分の決めている「モノ」でないと、気色が悪いのだとか。なんと不便な性格か!と、オバハンには理解不能、呆れかつ気の毒にも感じてしまう。しかし考えてみれば世の中にはこういう「几帳面」な人たちがいるから、様々なビジネスが成り立つのであろうか。
数日前、知り合いのアメリカ人が、アメリカからコーンフレークやkraftだったかのマカロニチーズなど等を宅急便で取り寄せていると聞きつけた息子夫婦。輸入税が1年半前より物凄く高くなったせいもあって、マーケットでの輸入品はすべ高額、驚くばかりだ。でも、個人輸入にあたる国際宅急便には輸入税がかからないのか、送料を含めても安いと言うので早速お試し、ネット注文。そしたらもう届いた!送料込みでもパキスタンで買う金額の3分の1くらいと。いろいろな情報を検討・咀嚼・検索、かつ行動できる人たちにとっては、ネット中心の世界は何と便利で無駄のない暮らしになることか! 
浦島バァサンには考えられない世界だわ、ただただ驚いたなぁ~まったく。

コロナ怖くない、神の御心のままに!

先週は早朝から夕方までひたすら諸々の作業に携わり、午後になって疲れたら30分ほどベッドへ倒れこむという1週間。我ながらよく頑張ったなぁ~と褒めてあげたい! なにしろタブレットや本を手にせず、パソコンを触ることも無く家の敷地内外を動き回った。後期高齢者であることを思いっきり自覚するのは、腰痛がなかなか取れないこと。チト身体を労わってやらなくっちゃな。
と、思いながら昨日も早朝から1年分の味噌の仕込みに午後2時までかかった。味噌作りは思いのほか体力が要る。この2-3年は息子も手伝ってくれるのだが、身長180cmもある息子ですら肩が張った・・と言うくらいだ。日本でならスーパーへ行けば買える種々の味噌も、ここでは輸入食品店1-2ヶ所くらいでしか手に入らないし、何よりも高くて不味い!! 何時だったか、やや熟成の足りない味噌を使ったら、子供たちですら「何?これ?不味い!日本の味噌みたい」というくらいだから、家での熟成した本物の味噌作りは止められない。

コロナ蔓延でパキスタン航空の国際便は大幅に減っている。もちろん日本へのフライトも無い。しかし経営上、これでは・・と言うのであろう、国内の観光客用にラホールからギルギットやスカルドゥ、スワットへの運航が来月から開始と。パキスタン北部の素晴らしい山々、大自然は主にパンジャーブからの観光客で満杯だ。陸路をラホールから走ってギルギットやスカルドゥへ行くには、2日~3日もかかる。それが飛行時間僅か1時間余りと大短縮。
パキスタンにおけるコロナ死亡者の数は2%くらいか、国民の多くは「めったに死なない」と分かったからには「コロナ怖くない」と、普通の暮らしに戻っている。地方ではイベルメクチンの効果か???罹患者も少ないようだし・・インシャラー(神の御心のままに・・)と。

イベルメクチン、買いに走った!

この数日は菜種梅雨のような感じ、降ったり止んだり時折り晴れ間というややこしい天気が続いている。が、4月に入れば一気に30度を超す。暑くも寒くもない今、連日スタッフ動員で 重い植木の世話。もちろん自分も身体を動かし1日2万歩、全身物凄い筋肉痛、腰痛、痛み止めも効かず。だがボケ防止の一環と想えば気合も入る。数年前までは大きな庭(芝生)のある家だったので庭師がい。が、いまは屋上(200坪くらい)と玄関先に大きな植木鉢を並べているだけだ。大きな植木鉢とは言え、ライムやザボンなど等の柑橘類、オリーブ等が花を咲かせて来ると「狭いところで頑張っている」のが、可哀想で仕方がない。そのうちに何処かに大きな農園でも買えたら・・買えたら・・買えたらと、いつも夢を見ている。もっとも畑仕事はしたことがないので、その広い農園を馬に乗って巡回、作業監視をするのがオバハンの夢だ。
昨春はどういうわけか植木の世話はあまりしなかった、花は植えたが・・という記憶しかない。おそらくコロナが始まり、命根性が汚くビビリのオバハンはコロナで頭がいっぱい、酸素ボンベ・吸入器、パルスオキシメーターなどのチェック・確保で、植木にまで気が回らなかったのかも。中国とパキスタンの交流・近さを考えれば、コロナ爆発は不思議ではない。ただいま首都圏だけで罹患者は5万人弱。全土で60万人くらいとのニュース。しかしこの1年間にPCR検査を受けた人は900万人くらいだというから、実際の罹患者は10倍ではきかないだろう。
先版からのニュースにノーベル賞大村智博士が開発したイベルメクチン(寄生虫駆除)がコロナに効果がありと各国からの報告と。駆虫薬を飲んでいる途上国ではコロナの蔓延を防いでいるのではないか・・というニュースは2月初めに読み、気になっていた。日本でも緊急に「特例承認」をするべきだと大村博士は訴えておられる。
パキスタンでは既にコロナの治療に使っている病院もあるというから、早速、検索、ネットでは品切れ、薬局へ走るしかないが、金額僅か日本円にして1錠が70円・・これで重症化が防げる、治療にも効果アリだとしたら、奇跡の薬ではないの!

コロナ第3波

きょうで雨3日、時折り強風と雷鳴、合間に僅かだが晴れ間が見えるいうややこしい天気が続いている。毎朝、目覚めて庭を見ると濡れ落ち葉が敷き詰められている。それを若いスタッフがせっせと掃除している。あまりの風と落ち葉に「掃き掃除はしなくていいよ、まだまだ落ち葉が来るよ」と言っても、パキスタン人には珍しく手抜きを知らないスタッフ、気の毒になるくらいだ。この3日続きの雨、もう一度、見に行こうと思っていた梨の花は散ったことと想い残念でならない。後期高齢者ゆえに来年は見られるのかしと?
昨夕、学校から帰って来た子供たちが「月曜日から再びオンライン授業になりそうだ」と言う。今朝の新聞でもコロナ第3波が来ているとの記事と共に、「コロナワクチン接種の高齢者が待合室に座っています」の写真。暇なオバハン、写真を思いっきり拡大、腕まくりをしている女性を熟視。どうみても40台半ば・・額や捲り上げている腕などにも皺は無く、ツルツルですがな・・パキスタンの強烈な陽射しに炙られればシミ・しわ必須。どういう意図でこの写真を掲載したのかと不思議でならんわ。ついで、新聞では60歳以上の市民にワクチン接種の登録をするようと呼びかけているが・・聞くところによれば、パキスタン政府は中国やロシアなど等から無料貰えるワクチンだけに頼ると言うではないの。医療従事者用にと中国から貰える50万人分のワクチン以外は、今のところ期待出来ないという事だ。政府に予算がないのは知っているが、物凄い発想にチト驚いたな。もっとも私立の大病院などでは自前でワクチンを輸入するから、金持ちたちはワクチン接種に支障がないとも。

梨の花まんかい

自宅から車で10分あまり西へ走ると、大通りの分離帯に梨の花が満開になっている。当地の人は「お花見」をするという習慣も無く、満開の花の下には僅かな人しか居ないのがあり難い。梨の木は約100本以上もあろうか、実がなっていた記憶は無いが、毎春、花の咲くのを楽しみにしているオバハン。今年は例年より2~3週間も花の時期が早いと想うから、夏の期間は長くて厳しくなりそうだ。
首都イスラマバードでは、通りの分離帯に数多く花の咲く樹が植えられている。季節季節、買い物のついでにそれらの花を愛でがてら、道を選んで運転手に指示を出す。四季折々に咲く花も素晴らしいが、今は新緑も花と競っている。陽の当たる場所にある緑色、日陰の緑色、場所場所で色を変える「緑」の素晴らしいこと。
ゴールデンシャワー(黄色い藤の花のようにも見える)の通り、火炎樹の通り、ハイビスカス、ジャカランダ、カチュナール、ブーゲンビリアジャスミンが長々と生垣のように続き、大通りを区切っているところもある。色さまざま華やかなブーゲンビリアは何処の家にも咲いているし、春、今の季節は街中が花で彩られる。酷暑がやって来るまでの後1ヶ月は、1年で一番すばらしい季節だ。

梨の花満開の写真を載せようとしているが・・アップできないがね・・