福島原発には欠陥があったとか…

福島の原発事故は、東日本全体まで放射能に汚染されるという超最悪な状態は免れた。しかし最悪な事故だったことには変わりはなく、チェルノブイリに次ぐ大事故だったことは間違いない。おまけに、まだ完全に安心な状況になったわけでもなく、まだ多くの人々による決死の作業が続いている。

ヘラルド・トリビューンによれば…… 東電(福島)へ原発を売り込んだアメリカは、福島原発の弱点というか、欠陥を事前に知っていて、津波で大被害を受けた直後には事故についておおよその事態を把握したという。だからこそ、東電に早々の『支援』を申し出たと。しかし東電側は、その欠陥を知らずにいて、自力で原発事故を修復しようとして、その時期を逸したと。 東電にしてみれば、原発施設に海水をかけて原発内部の温度を下げれば、後々、使い物にならないという懸念もあって、海水による冷却は避けたかったらしく、アメリカの申し出を断ったという。 なんとかメルトダウンは免れたが、アメリカ側にしてみれば東電の対応に冷や汗ものだったろう。 超最悪の場合は地球全体が汚染される結果になるのだから(福島原発放射能は、偏西風に乗ってアラスカへ到達したと)。

21日、東電の副社長が都内で記者会見をし謝罪したらしいが、福島原発廃炉にするかしないかは、明言を避けたという(社長っていうのは、こういう時には絶対に顔を出さないよねぇ…)。でも素人が考えても大量の海水がかかってしまえば…修復は無理だわなァ。1基については3000億からの損害らしいから、東電の株は……と案じてしまうな。



今回の東日本大震災では犠牲者が2万人にも上りそうだ。知り合いも石巻まで家族の2遺体を引き取りに行った。本当に犠牲となられた方々の、ご冥福をお祈り申し上げます。