国際停戦監視団が国境地帯に展開

どうしたら民意が育つか!という問いかけに、コメントを書いたら500字までだというから、またこちらへ。


卵とニワトリ、どちらが先か?という問答のようですし、言葉足らずで誤解を受けるかもしれませんが…
民意を育てるためには、まず平和が必要だと思います。日々、明日の糧を心配することなく食べられ、何かが起こる度に家財をまとめて逃げる生活でなければ、ある程度の長期教育も可能であり、よって育つ民意があると思います。
ソ連侵攻・撤退、続く長い内戦、天災、タリバーン政権によって捻じ曲げられた都市部における市民生活、そして米軍などによる現在には反米感情は育っても、アフガン固有の民意は育ち難いと思います。
世界から見れば封建的であろうとも、元の部族長たちによる統治を含めて・・・ アフガンの人々が落ち着いて暮らせる状況を作り出すということでしょうか。

素案の中に「アラブ諸国と日本で構成する国際停戦監視団が国境地帯に展開」というのがありました。アフガンへの「国際停戦監視団」のようなものはアラブ諸国イスラーム国)に任せるべきで、アメリカの尻尾につながる日本が出る幕ではないと、個人的には思います。

タカさんの書き込みにありましたよう、「派遣すれば犠牲者が出るのは間違いない」でしょう。もっとも民主党が提案しているのは、あくまでも素案ですから具体的なことは分かりませんが・・・。
また今のアフガンやパキスタン北西辺境州の武装勢力は、数年前までのタリバーンと趣を異にしています。仮に私たちがタリバーン・シンパである、またはイスラームの理解者であると言っても通らなくなっていると思うべき現象も出ています。私個人も今までになく注意を払いながら当地で暮らしています。
そんな風潮の生まれているところへ、犠牲者を生み出すかもしれない、日本からの国際停戦監視団・・・後々の禍根でしょう。