中国・秦の時代の34巻もある漫画を読み始め、少しワンパターンだと気が付き途中で何度か止めようと思いながらも、内容には作家による解釈やフィクションも含まれていると承知しつつ全巻読み終えた!ただ、オバハンの納得・理解を超えていたので‥‥違う作家の真面目な長編の本5冊(数年前にも読んだものを読み返し)さらに違う作家の本を3冊、いずれも秦の時代のものを読み続けて10日間。ヘトヘトに疲れ、なんやら眼までがオカシクなった模様。遠近感が曖昧になって屋上から眺める景色までが違って見える。でも10日間も同じ時代のものを読み続けたら、それなりに秦の時代というものに理解は深まった。
12月も半ばを過ぎ、この10日余り首都は平穏無事。ただしイラン国境やアフガン国境に近い州では毎日のようにテロ頻発。特にKPカイバル・パクトゥン州だけでもテロは今年に入って過去15年で最悪、昨年の631件を上回り636件のテロ攻撃と。うち355件が警察や治安部隊を狙ったもので、142人の警官が殉職、214人が負傷、11月末までで死者合計が1000人を超えると報道にはある。テロ頻発の原因は「KP州やバローチスターン州の州首相が、州民の安全を守るための尽力をせず(武装勢力の取り締まりをせず)反政府抗議活動と法執行機関による強権的な法改正への口論に忙しい(だからテロが増えたのだ)」という、現政権に阿ったような新聞論調がオモシロい。というか、それなりに当たらずとも遠からずと想えるところも無きにしにあらずだが‥‥
別の紙面では、諸物価高騰、失業率上昇、現政権のPML‐Nによる法律の改悪・締め付けの強化。政情不安などなどで、海外へのビザ申請者がこのところ激増だとニュースにはあるし、(うろ覚えだが)海外への出稼ぎ希望者は、若い男性の90%だという記事を何処かで見かけたな。近年で最も多くの移民が発生したのは2013~2017年の前PML‐N政権時代で合計353万人(年平均70万人)が国を離れたと。しかしPTI正義党政権下2018年では60%もの減少で30万人程度にとどまったとある。パキスタンの国民は「政権」というものをよく見ていて、なかなか敏いと感心する。ただ、密出国の手引きをする業者に騙され??命をかけてでも・・と、パキスタンから密出国する人々がまたまた増えているのか、アフリカから地中海を渡る船での事故が散見され、先週だけで船3隻がギリシャ近海で転覆・溺死者多数とある。