カルザイ(アフガン大統領)の論法

拉致された韓国人たちが次々に解放され、他人事ながら安堵…
きょうのコメント(書き込み)にもあったが、アフガンでは都会でも朝昼ともに緑茶とナーンだけの食事が常態。
ヨーグルトでも付けばご馳走。肉は結婚式や遠くから客人が来た時のみ、また米が食べられるのも特別な日だけだ。その中で、たまには果物やサラダを、野外のトイレへ行く人質にはトイレットペーパーなどの用意もしてと、女性の人質が多かっただけに、思わぬ世話をすることになったタリバーンは戸惑ったことだろう。
韓国人たち解放条件の、「本当の合意」内容については些か気にかかるが、それも追々分かるのかな?


さて、アフガンのカルザイ大統領が、アフガン国内で急増するアヘンの生産について、「国際社会を非難した」との報道には、唖然としているオバハンだ。
「国際社会はアフガンの麻薬に対抗する努力を、一段と調整しなければならないと強調した」と言い、「アフガン政府軍が支配を強めている州ではケシ栽培が減少、またはゼロになっている」いうが… カルザイ自身もアヘン生産で儲けていると言われている、その張本人が言うセリフかい!! また、オバハンが知っている限りでは、政府軍の支配地でもケシ栽培はイッパイあるからなぁ~

おまけに「アフガン問題に対する責任の一端は、麻薬密売を阻止できない世界にあるとし、ケシ栽培がアフガンに責任があるのは間違いないが、密輸を行っているのはアフガンではなく世界だ。国際社会とその人たちが密輸をしている」と述べたというから、カルザイの理論は三段論法だわ。
売春する方が悪いのか、買春する方が悪いのか?という理論に似ていなくもない、思わず笑ったね……

先日の国連、薬物犯罪事務所(UNODC)の発表を踏まえての演説は、国際社会に「もっとアフガンへ注目を! 世界は復興のための支援金を」と、大統領にこれを言わせたいためだったのか?
ま、カルザイは言い分はムチャクチャだわ。この調子で国家がまとまらない、国づくりが上手く行かないのはパキスタンが悪いから…と、言い募ってもダメだわサ…

カルザイはアフガンの宗教指導者に対し、ケシから他の作物への転換を農民にさせる努力を強化するよう求めたと言うが、他の作物に転換させるための努力をカルザイ(政府)がどれだけしているのか?と、オバハンは聞きたいよ。
ケシから生アヘンを採る作業は過酷だが、それに支払われる日当が都会での日雇い労働の2~3倍になり、また乾燥した土地で水もなくして植えられる代替作物もない中、カルザイは何を植えろというのか。
政府に入る復興支援金で小規模カレーズを何10万個も作り、代替作物が栽培出来るようになれば、農民たちのアタマも切り替わるかも。
復興支援金を地方(タリバーンの支配地が多い)にも落とすようにカルザイ自身も努力すべきだわ。

きょうは、カルザイにムカついて長くなったな…