国連親善大使アンジェリーナなんとか…

昨日はアメリカの有名女優アンジェリーナなんとか(国連親善大使だったと思う)が、パキスタンへの洪水支援を訴えにノウシェラ市へ来たと。 洪水は巨大大地震のようにバッツン、ガーンと来る派手さはない。 しかし延々と地味に災害が続く大洪水の惨事は、地震より規模が大きく悲惨だというのを改めて認識した。
アンジェリーナは洪水への国際社会の関心を高めるのが目的と、昨夕、今朝はそのニュースばかりだ(たぶん、日本では殆ど取り上げられていないのであろうが)。 「これまで体験したことのない規模であり、被災者の状況に衝撃を受けた。自分の訪問で人々の注目を集められれば」と、支援を呼び掛けて頂いたことを、このパキスタンに住むオバハンは感謝している。 

昨日はペシャワール大学内で誘拐があったり、国連親善大使のアンジェリーナがノウシェラへ来たというので、イスラマのオバハンの事務所では反米運動などに巻き込まれねば良いが…と、凄く心配した模様だ。 そのせいではあるまいが、3時過ぎ、もう活動を終えようとしていた時に、中型トラックに立ったまま乗った男共50人くらいが診療をしている場所へ大声と共に雪崩込んで来たので、物凄く焦った。

オバハンたちにはアンチテロリスト専門の警備員、警察からはコマンドも警護に来てくれているが、彼等が一瞬、身を強張らせ身構えた時には、「しまった!」と久々に思ったものだ。荷物は早々と積み上げてあったから、運転手に急かされるままハイエース2台に私たちは飛び乗り、現場からは後ろも振り向かずに、そのままひた走りだった。 いったい何だったのか…