911同時多発テロ以降、海外から資産を持って帰国して来た人が増えた首都。
また、銀行が(買った車を担保に取る形式で)気軽にお金を貸し出すとあって、車輌も激増。当地では車輌の減価償却率は低く、2年使用の車でも価値はさほど下がらない。で、市内の交通混雑はうなぎ上り、たまらぁ~~ん。
その上に、GHQがラワルピンディから首都へ引っ越して来るとあって、首都のド真ん中は大規模な道路工事。南北には緑地帯の樹木2万本からを切り倒し、新規の道路。東西は2本の道路を拡張中、まるで小型飛行機でも降りられそうな滑走路なみの大道路。いったい何車線あるのかしら?
アッチを掘ったり、コッチを掘ったり、バスの運行路線も毎日のように変わるし、僅か10分の距離に25分かかることもしばしば。
昨日は運転手2人が休み… もう2人はお客様の出迎えに行ってしまい、事務所にも人はナシ。
年寄りの運転はキケンと普段は運転を止められているオバハンだが、だ~~れもいなくてアタシに、お嬢様をお迎えする係りが廻ってまいりました。
大ぴらに運転できる、うふふふふ~~~嬉しいなぁ~~~ 基本的には運転、大好きなんだもの。
道路工事をアタマに置き、覚悟をして出かけたが効率よくは走れない。
お嬢様の勤め先は直ぐそこなのに、一方通行になっている。もう一度ぐるっと廻っていたら何分かかるか判らないので、車を片側工事中の交差点のド真ん中に乗り捨て、徒歩で娘の事務所まで駆け足。
戻って来ると、乗り捨てた車の横には取締りが厳しい(賄賂を絶対に受け取らないことで有名な)交通警察官が…
ええ~~い!笑って誤魔化そう!! 「あっははは、ごめん、ごめん!」
「あっちこっちが道路工事で、道を間違えたのよぅ~~ ごめんねぇ~~」
「車に鍵もかけないで、開けっ放しですがな… 気をつけて下さい!」
「アリガト! アリガト! アンタが近くにいてくれたから安心してたのよぅ~~」