放射性物質テルル129だって…

一昨日は今年に入って初の終日雨、きのうは時折小雨、きょうも厚い雲に覆われて涼しく、文字通り蘇生した。
しかしパキスタンは今夏も洪水の予測だから、今後どうなるのかと案じられる…  ただし最酷暑の6月下旬に、氷河の大量融水でフンザの北に出来た大氷河湖が決壊するという怖い話には発展しなかったからヤレヤレだが。だが…あの氷河湖というのは何時かは必ず決壊するシロモノだから、決壊したらどれほどの大被害になるのやら。

某 有名週刊誌カメラマンのご厚意で、毎週キチンと日本から届けられる週刊誌。新聞とは違って「事件のその後」等、事件の詳細が掲載されているから、なかなか興味深いと言うか、重宝で有り難い代物だ。

ただ、毎週のように載る我らが首相カン様の芳しくない話題には辟易して、この2週ばかり「カン関連」は読み飛ばしている。原発関連に関しても辟易しているが、これには細心の注意を払うべきなのだろう。新聞では絶対に読めない話が満載で、ただただ憂鬱と言おうか、なんと表現すれば良いのか… 福島県やその近辺県に暮らす方々の生活や健康が思いやられる。いまは近辺県が中心だが…そのうちに日本全体に放射能関連の被害が出るに違いない。
とにかく枝野官房長官を初め、TVで「直ぐには健康に障りはない」「すぐには…」「すぐには…」と言い続けた人々の罪も重いと言わざるを得ない。何年かしたら枝野官房長官も、原子力安全委の面々も変わっており、「あの時は日本を混乱に陥らせないために、ああ言うしかなかった」と無責任なことを言うのであろう。

昨日、久々に見た日本のTV。被災地等に放ってある車両が夜のうちに盗まれ、当地パキスタンへも日本からの車両が多々入っていると言う。で、直ちに日本から車を送り出しをしている親しい仲間に話を聞いたら… 「放射能で汚染された地域では車は超格安どころか、5万円もつけて貰って引き取ってくるんだ」と、ウハウハ喜んでいた。放射能で汚染された車ねぇ…まいったね。
某週刊誌では独自に、海外の研究機関で福島県の大気中にどんな放射性物質が飛散しているかを調べて貰ったとか。 某週刊誌は乗用車のエンジン部についているエアフィルター(福島原発より30~50km離れた地域、主に福島市)を、3月11日以降100~200km走行している)の車を利用。
そしたら… フィルターからテルル129とやらが検出されたと。この結果について欧州放射線リスク委員会の科学委員長が、テルルが検出されたというのは、とても興味深いデータだと。テルル129とやらは核分裂によって生じる物質で、半減期が33日と短いから。半減期が短いものが、原発事故より3ヶ月がたった6月に採取したフィルターから検出されたということは、核分裂が今も続いている可能性---つまりは再臨界を起こしている可能性を示唆していると。最初に放出された量がわからないので、これが確かなことかどうかは断言できないが、再臨界が起きていたのかどうか、政府や東電は調査し、その結果を公表すべきだと。

引用が大変、長くなってしまったが、日本政府や東電は国民を何時まで欺き続けるつもりなのかなぁ。