コロナ臨時特別給付金

浅田次郎蒼穹の昴シリーズ、「兵諌」を読み直す気になった。蒼穹の昴シリーズは約30年間近く続いている作品集で、中国・清の時代(明治19年)から日中戦争、昭和に至るまでが書かれつつある素晴らしい作品だ。その中でオバハンが一番好きな作品は「中原の虹」かな。そして「兵諌」は今のところ最後発の1冊だ。浅田次郎の戦争に対する批判的な視点が良くわかるし、日中間の歴史についても新たに見えるものが多くて何度読み直しても良く勉強しているなぁ~と感心する。浅田次郎の作品は好きでおそらく殆どを読んでいると思うのだが、中にはイマイチだな、やたらめったら書いているから作品が荒い・・と思えるのもあるが、概して上手さが突出した作家と言える。
現実逃避の約2週間近い日々は漫画三昧(池波正太郎剣客商売42巻)を2回も読んだ。ただただ現実逃避がしたくて繰り返し2回読むことで自分自身にウンザリもし、そこからようやく抜け出れた感じでホッとするものもある。漫画代だけで2万4000円くらい使ったことになるが、日本ではコロナなんとか金とやらが世帯当たり10万円給付というので、お一人様世帯のオバハンは10万円が全部自分のものとなる。税金をたくさん納めておられる方々には申し訳なく、些か後ろめたい気がないでもないが、そこか漫画代を支払うことにする。