白昼の追撃戦

昼1時半、気温20度。息子ン家のオボッチャマ2歳半の散歩に付き合わされ、犬2匹を連れて家の横路地から裏通りへ入った途端、直ぐ近くで派手な銃撃音数発、続けて2発。思わず子守のオバサンと顔を見合わせてしまった。カラスが背高いユーカリ樹の上を舞々し騒ぐ。裏通りをさらに80mも行くと後ろで大声を発しての騒ぎ、オバハンの横に停めてあった古いカローラ黒に飛び乗ろうとする人、追いかけて来てタックルする人。普段は人通りも少ない静かな通りで騒がしいことだわ・・と想い、何事かと見つめていると、ナイロン袋に詰め込まれた現金袋が車脇の道端ゴロリと転がった!なんじゃぁ???黒のカローラは猛ダッシュで右へハンドルを切って走り去り、その後を数台のパトカーと武装した警官たちが追撃。オバハン家から2軒おいて道を挟んだ新築の家に白昼泥棒の様相、家人は何処かの部屋に篭もり警察へ電話をしたものであろうか(我が家から警察署までは車で5分もかからない)。警備員も番犬も居ない家はやはり危ないな・・警備員、さらに増やさなくっちゃ・・

大きな勘違い・・ニュースの見出しは「国際線が間もなくスカルドゥ空港に着陸」とあるから、国際線のフライトが直でスカルドゥへ着陸するのかと単純にオバハンは想った。が、要は国際線としての要件が整ったというだけの意味らしい。「スカルドゥにイミグレーション(出入国管理事務所)が出来たのか?」と息子に言われ、ハタと気が付いた。イミグレーション・・日本の田舎にあるような小さな駅舎と変わらぬ空港ビル、そのどこにそんな設備が可能なのかと。スカルドゥ空港はインダス河沿いの平坦地にあるから、確かに大型機が降りられるだけの滑走路を持つのに対し、ギルギット空港は狭く急峻な谷あいから短い滑走路に着陸せねばならないから小型機しか降りられない。とは言え、数年前からパイロットへの待遇が変わり、今では少々の雨でもギルギット便は飛ぶ。首都からギルギットへの道のり10数時間が、僅か1時間のフライトだ。