駱駝が街を闊歩

この2日間は40℃超え、9月も半ばというのにモンスーン並みに蒸し暑い。その上、週に2-3日は雨を見る。そのせいで篠竹からも蓬莱竹からも筍がニョキニョキと背を伸ばす。伸び切れば捨てる時の手間隙がかかるからと、出来るだけ早めに採るのだが、貧乏性ゆえに食べられるのにと・・採った筍を気軽に捨てる気にはなれない。それでせっせと筍の料理を試みるが、最近は家族の誰一人としても見向いてくれない。それで・・アフガンから退避して来た友人のところへ、差し入れと称して他の日本食と共に押し付けている。中鍋いっぱいに作ったメンマ、ワカメと筍の煮物、カラチから送られて来た100匹近い鯛で作った贅沢なさつま揚げと手作りのこんにゃくでおでん。使い道は幾らでもあるが、それでも人さまに押し付けるのは些か後ろめたい気がないでもない。

昼前、汗を流しながら大通りに面した塀の外側掃除をスタッフに指示していたら、遠くの方から懐かしいカラ~ン・コロ~ン鈴音。ふと顔を上げて眺めると車の背丈より大きな動くものがユッタリ~ノッタリ~と近づいてくる。女性2人は頭の上にピカピカ光る真鋳のバケツを載せ、親駱駝3頭、子供の駱駝3頭と駱駝使いのお兄さんが3人。何処へ行くのかしらン?何で街へ来たの?悩まず質問したら、駱駝のミルクを売っているのだとか。9月半ば遊牧民たちは山から降りてくる時期だが、首都の街中を闊歩とは珍しい。工事現場などではレンガを運ぶロバは見かけるが、原則、首都内で家畜の移動は禁じられているとのに、駱駝とはね。息子に言わせると現金収入を得るためだろうと。で、我が家でも駱駝のミルクを購入することになった。

珍しくTVの前に座ったら、総裁選討論会をしていた。