強烈に中った、昼食は計画倒れ

本日は、文字通り風薫り陽射しキラキラぴかぴか、ほどよい気温と湿度、大気汚染平常値という1年に何回もないような素晴らしい日になった。屋上でゆっくり豪華な昼食(贅沢なサンドウィッチ)を摂ろうなどという、昨日からの計画はオバハンが倒れたことでぶっ飛んだ。歳をとってからも風邪などは数年に1度、あれ?風邪みたい・・と思う程度で済むのだが、ここのところチョイチョイ倒れている。大概は睡眠不足から来るらしい心臓の頻脈・血圧下降を、コーラを飲んでいなして済ます荒業でしのぐのだが、昨夜は久々の食あたり。
暑くなったら(雑菌で危険がいっぱい)食べられないチャプリ・カバーブを今のうちに・・と先日から想っていた。チャプリ・カバーブはチャプリ(チャッパル=草履)のように大きなパキスタン版ハンバーグで、ひき肉にタマネギ、スパイス等々を混ぜ、捏ね上げてあるから雑菌の塊みたいとも言えるモノ。それをスタッフに買って来て貰い、オバハンだけが意地汚く1人で食べた。天罰はテキメン、夜中から朝まで、いやいや昼になっても治る気配はなく、今もお腹の調子は最悪。吐かなかっただけが儲けものだわ。
若い頃のオバハンは1日3食、パキスタン料理を美味しいと思いながら口にしていた。60歳まではTV取材など等、現場に出る仕事も多く外食が普通だった。どんなに汚い茶店の食事でも殆どお腹を壊すことはなく、食後に毒消しと称して生のタマネギを食べて済ませてきた。が、年齢が行くにしたがい油の多いパキスタン料理を食べる機会は減っている。最近ではパキスタン料理を口にするのは月に2-3回くらいか。パキスタン中産階級あたりの食卓なら、鶏か肉のカレー、豆カレー、季節の野菜カレーが必ずと言っても良いほど並ぶ。豆はさほどの手間も要らず栄養価が高く、かつ比較的安い食材なので重宝な料理と言える。どこもかしこも放牧地というようなアフガンなら家畜が多くて肉食に傾きやすく、「豆しか喰えない貧乏人」などと言って笑われることもあるが、パキスタンやインドで豆喰いは普通とも言えるが、オバハンは豆カレーが好きではない。
好きなのはチャプリ・カバーブやカラヒと称する鍋料理なのだ。