ツキに見放されているのかな

今朝のパソコンは機嫌よく立ち上がった。昨日までの不機嫌さは何だったの?と言いたいよ。   
未明の土砂降りの中で祝砲が撃たれ続き、こもったような音で鳴り響きながら周囲の空気を震わせ伝播していく。本日はパキスタンが英印から独立した日(インドの独立は明日8月15日) 丘の上ではパレードでも始まるのか、鼓笛隊が賑々しく晴れやかリズムを町中へまで送り出して来る。酷暑のこの季節、パレードは小雨くらいがピッタリだわん・・など、ノー天気に考えながら家じゅうの窓を開け朝の空気を入れながらフト窓の下を見ると・・ギャギャッ!ギャギャッギャ~~アアァア~ 
表通りユーカリ並木の直径80㎝、高さ30mはある大木が15mくらいのところで折れ倒れ、車の屋根にドッカリ乗っている。2年ほど前から倒れたらドエライことになると、風の強い日は必ず車の移動をしていたのに、雨には油断があった。今夏は雨が多い、その雨の重さに耐えられなくなり中ほどで折れた模様。洪水や地震で一瞬にして車がダメになった人の気持ちが痛いように分かったわ。  
直径50㎝近い幹は車の屋根にドッカリと乗り、前後の窓ガラスは木っ端みじん・・それだけではなくフェンダーも思いっきり凹み、よく見ればサスペンションまでもやられたのか、ほんの僅か傾いてもいる。     
嘆いていても仕方がない、独立記念日の休日にもかかわらず街角には仕事を待っている人たちがわんさといる幸い。10人を雇いスタッフ5人、家の前の広場からも手伝いの人たちが数人来てくれて、5mの長さに切った丸太(大よそ1トン)を全員でワッショイ、ヨイショと木を持ち上げ、まずは車を移動。途端に屋根で支えられていた5mの丸太は重みで落下・・下敷きになり骨折、打撲、擦り傷を負う者続出。だが3本の丸太は全て昼過ぎには手ごろな薪になり、何処かへ行ってしまった手際の良さ。    
オバハンの車は、部品がパキスタンで手に入らない、ルーフも窓ガラスも輸入。そんな手間のかかる車は不要じゃ~ 必要なら息子の車かお嫁ちゃんの車に乗せて貰うもん!と想いながら、どこかでツキを手に得なければ不味いぞ・・と