木の津波が大地を緑に変えた

地球温暖化対策、野生動物の保護、エコシステムの改善を目的とし開始されていたプログラム。パキスタンでは「ツナミ・プロジェクト」と呼ばれている。
そのツナミ・プロジェクト、今年のモンスーン・プランテーション(7~9月)では、全国で2億本の苗木を植えると言う目標が設定されている。諸手をあげて賛成したからには、オバハンも・・というわけで、起き抜けの5時半から苗床に(とりあえず)40本を挿した。ほぼ毎日のように降る雨は、僅かな時間であっても挿し木には有り難い。今朝、挿したのはブーゲンビリア、イエロージャスミン(日本では黄梅と名付けられて店屋に並んでいた)、夜来香(イエライシャン・夜の王妃ともいう)、パキスタンの国花であるジャスミンと蔓系の植物ばかりだ。オバハンの家には庭と言うほどのものが無く、屋上の植木鉢が相手なので大木になりそうな木は植えられない。国家プロジェクトの100億本には何の足しにもならないが、気は心で・・   
庭が広かったころには庭師がいた。しかし、この庭師なるものはオバハンが嬉々として30本の苗木を買って来たら、必ずのように古くから植えてある木を30本くらいをダメにする庭師たちだった。彼らは庭の落ち葉掃除をするくらいで、水やりさえも十分に出来ない者たちばかりで、どれだけイラついたことか。    
2015年の国連気候変動会議の後、インドでは80万人のボランティアが1日に5000万本の植樹をし、世界記録の樹立をしたと、古いニュースにはあったが、植えるだけなら難しくはない、人の手さえあれば出来る。問題は植えた後の管理だ。