オバハンだけが知らなかった奇跡の木

初めて知った「モリンガの木」というものを。きょうのニュースにあった農業科学者の記事。「コロナに打ち勝つには自身の免疫システムを高めるのが一番。感染に対する防御を強化する必要がある。何世紀にもわたってインド亜大陸の熱帯・亜熱帯地域で自然に成長し、食物として使用される多目的植物で、300を超える疾患治療において可能性と実証された利点を持っている」と紹介されていた。おまけに葉、花、鞘、実(種子)根など、すべての部分が食べられるとも。
検索して写真を見たら・・あるある、その辺で見たことありますがなぁ~。で、モリンガにはアミノ酸が米酢97倍、鉄分はホウレン草の25倍、プルーンの82倍。カルシウムは牛乳の17倍、カリウムはバナナの3倍、ビタミン℃はオレンジの7倍、ビタミンEは卵の96倍、アーモンドの3倍を含むなど等、さらに羅列が続く。   
「いくつかの国では栄養素の欠乏を効果的に修正し、免疫システムを高める――中略――スーパーフード」と効能が並んでいたので、物知りのお嫁チャンに聞いてみた。「もちろん知っていますよ、そこにありますから飲んでください」と、モリンガの粉末を薦められた。息子もエラソーに「免疫力が高まるから後期高齢者には良い、毎日キチンと飲めよ」だと! 念のために医者である娘にも聞いてみたら「実(細長い鞘)はヘチマみたいに中がスカスカ、美味しいとは言えないが、南アジアでは普通に食べる。日本で売っているサプリでは効果は分からんが」とも。  
さらに検索してみたら「人間に必要な栄養素を豊富に含む奇跡の木」「薬箱の木」などと呼ばれているとあった。5000年の歴史を持つインド伝統医学アーユルヴェーダには「モリンガは特別な植物」として紹介され、地球上でもっとも栄養価が高い植物だとも。悔しいが、知らなかったのはオバハンだけみたい。